オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

髙橋優斗(HiHi Jets)


ゆうぴ!

安井くんとのらじらー初期の頃のイメージがすごく強いので、大きくなったねえと親戚のおばちゃん気分。

どんどんおしゃべり上手になったねえよかったねえ( ; ; )




ゆうぴは永遠の幼馴染とか両片想い枠だったのですが



これを見た時変わりました。

エッッッッッッッッッ…

やっべぇもん見ちまった。

沼。

ただの沼。

沼い。




なんですか、この死んだ感じの目。
世の中にも他人にも興味を持たず、刹那的な快楽主義感。
なのにむだに意識高い。
性癖、ただの性癖。ぶっ刺さり。



6畳一間のぼろアパートの2階の角部屋で同棲してえな。


1960〜70年代とかの、フォークソングが流れる喫茶店で、学生運動の作戦会議とかしてて欲しい。
はたちの大学生ゆうぴと、22歳社会人のわたし。
田舎から出てきたわたしにとって、ゆうぴは心の支え。

和室の窓辺で眉間にシワを寄せて、新聞を読みながら政治に文句を言ってタバコを吸う。
三島由紀夫に傾倒してる。

服装は基本的に雪駄と派手なアロハシャツみたいなのとハーフパンツ。


出会いは愚連隊に絡まれてたわたしをゆうぴが助けてくれたこと。
お礼にと誘った喫茶店で、今の政治への不満とか、自分の野望とか、これからのこの国のあり方を語る彼がなんだか素敵でドキドキしちゃう、上京したての純朴娘。
桜の季節に春がきた。
千年延子の新曲が流れてたことも昨日のように覚えてる。


何度かお茶をして、いつのまにか彼は自分のアパートを引き払って、私のアパートに住むようになった。
私が起きる頃、まだ眠る彼のため朝ごはんを作って置き手紙を残して仕事へ行く。
昼近くに起きた彼は朝ごはんを食べて、そのまま外へ出る。
仲間たちと、扉を開けるとカランとベルが鳴る喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、政治について討論する。
夕方、仕事終わりの私と商店街で会って一緒に帰る。
ご飯を作る間にお風呂に入って、晩ご飯を食べながら今の世の中に対する思いをただただぶつける。
よく分かっていない私を見て
「お前はばかだからなぁ」
と笑う。
でもその笑顔は優しくて、嫌な気がしない。


暑い夏の夜はカタカタと音を立てる扇風機を回して、窓を開けて、蚊取り線香の匂いと風鈴の音を聴きながら、優斗くんの夢を聞く。

「俺は世の中を変えたいんだ
もっといい国にしたいんだ」

そう語る彼の手をギュッと握り

「ごめんね、私にはよく分からないけど優斗くんならできるよ」

って言えばギュッと手を握って

「お前はばかだからなぁ…」

って優しく言って手を握り返してくれる。

大学にはあんまり真面目に行ってないし、バイトもしてない。
親の仕送りで暮らす脛齧り学生。
しかも私が生活費出してるし。

思想とかなんとか、よくわからないので「うんうん」って話を聞くことしか出来ないけど、一緒にいれるだけで幸せだと思える。


秋、寒くなってきたねって言った私に可愛い飾りボタンの付いたカーディガンをプレゼントしてくれる優斗くん。
「誕生日おめでとう」って。(リアルガチ秋生まれ)

休みの日はお気に入りのワンピースを着て、そのカーディガンを羽織って古い映画館で古い映画を見たい。
無声映画とか、社会派の映画とか。

それで帰りに喫茶店にいくの。
はじめて優斗くんとお話ししたあの喫茶店へ。

ボブディランを聴きながら、難しい話に耳を傾ける。


銭湯にも行きたい。
小さなお風呂は家にあるけれどたまに、桶にタオルと着替えを入れて、並んで雪駄をころんころんと鳴らしながら。

貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって
言ったのに
いつも私が 待たされた

https://youtu.be/JSgyHiKESGw

「遅いよ」ってちょっと怒り気味に言えば濡れて冷たくなった髪を触って、肩を抱いて「冷たいね」って。
ギュッと手を握って、私の冷えた指先を温めてくれる。



いつのまにか季節は巡って、優斗くんと出会った春が来る。
2人でいちご白書を観に行った日の夕方、田舎の母から電話が来る。

《今年24でしょう、いい人はいないの?》

と。
まだ学生、しかもろくに通いもせず集会へ通っている。
人生を、未来を預けていいのだろうか。
ほんのり感じていた気持ちがブレーキになって言い出せず

《そんな人いない》

と答えてしまう。
すぐに母からお見合いの写真が届き、日程も決められてしまう。
優斗くんには言い出せないまま、その日を迎えてしまい嘘をついて家を出る。

お見合い相手は優しそうなサラリーマン。
穏やかで、難しい政治の話をしたりしない。

また会いたい、そう言ってくれた彼の言葉を拒めずに了承してしまう。

罪悪感を感じながらも何度かデートを重ねる。
いつだって優しくて、いつだって真面目で、私に優しく「ばかだなあ」なんて言わない人。

きっとこの人といれば幸せに辿り着ける。
だけど、きっと私を幸せにはしてくれない優斗くんの顔が浮かんでしょうがない。


ある夏の日、お見合いをしたことが、デートをしていたことが優斗くんにバレてしまう。

「この人と結婚すんの?」

「分からない
でも、結婚を前提にって言ってくれてるの」

「好きなの?この人のこと」

「そうね、優しい人だから」

「お前はいいの?それで」

「…じゃあ結婚してくれるの?
私今年で24になるのよ、田舎の両親からは何度も言われるの
早く結婚しろって
あなたはいつ、大人になるの?」

思わず出てしまった言葉はもう取り消せなくて。

「もういいよ」

そう言って飛び出した優斗くんは1週間経っても10日経っても戻らなかった。

お見合い相手は、私を幸せにしてくれる人。
優斗くんは、不幸でもいいと思えた人。

もう戻らない彼の面影を一つ一つ消すように、二つ並んだ歯ブラシも、色違いのマグカップも、彼のセーターも、全部捨てる。
窓辺に置いた、牛乳瓶に挿したひまわりが風に揺れるのを見て少し泣きたい。

もう、風鈴と扇風機と優斗くんの声を子守唄にして眠る夜は来ないし、2人で銭湯へ行って帰りにおでんを食べて帰ることもないし、ボブディランの流れるあの喫茶店へ行くこともない。

あの頃は愛だとは 知らないで
サヨナラも言わないで
別れたよ 君と

https://youtu.be/AbPL8KdXojg



それから何ヶ月か経って私はお見合い相手と婚約して、引き払ったもぬけの殻のアパートへ優斗くんがやってきて立ち尽くして欲しい。

優斗くんのギターとお気に入りの本はまとめて隣の部屋の人とかに託しておいて渡してもらおう(クソ迷惑)


そこにお手紙も入れておいて
「未来を語るあなたは素敵でした」
とか書こうかな。


それから2年くらい経って留年してた優斗くんもなんとか卒業して就職。

ボサボサだった髪も髭も整えてすっかり「大人」になってる。
ネクタイを締めながら鏡に映った自分を見て
「大人になったよ」
と心で思っててほしい。

もう2度と会うことのない、私へ向けて。

僕は無情ヒゲと 髪をのばして
学生集会へも 時々出かけた
就職が決まって 髪をきってきた時
もう若くないさと
君にいいわけしたね

君もみるだろうか 「いちご白書」を
二人だけのメモリー どこかでもう一度

https://youtu.be/k258b3BEx7I



昭和40年代って今よりきっと、独身でいることに対して世間の目は冷たかったと思うのでこういう、好きだけど一緒にはいられない
みたいな恋愛あったんじゃないかなーと考えています。


うわー、切ない…


マイメロママさんの名言に

男の子が言う『いつか俺はやるぜ』はあてにならないから信じちゃダメよ

というものがあります。
まさしくですね、体現してはるやん。


女ってね、ダメな男ほど放っておけないものなのよ

とか。
そうなの、放って置けなかったの。




ゆうぴはいつか結婚します。
夢を語ったあの頃を知らない人と。

子供も生まれてごく平凡な夫になり父親になり、普通に生きていく。
それなりに幸せを感じる日々で、営業先回ってる途中で休憩でたまたま、かつての恋人と通ったあの喫茶店へ立ち寄ります。
そこだけは15年近くたった今でもあの頃のままで、少し薄めのコーヒーと、ボブディランが心地よい。

いつも座っていた西日のあたる窓際の席を見てみると人影が。
あの頃、夢をうんうんと目を輝かせて聞いてくれた彼女に似た後ろ姿。
だけれどチラッと見えた顔は当たり前に別人で。

長い年月が経ったのだと、ようやく気付く。

君とよくこの店に 来たものさ
訳もなくお茶を飲み 話したよ
窓の外 街路樹が美しい
ドアを開け 君が来る気がするよ


帰りの駅の向かいのホームで、学生服を着た少年と並んで立つ女性がいる。
到着した電車で遮られすぐに彼女は見えなくなるけど、自分なりに愛した若さゆえ上手く愛せなかった彼女の面影が懐かしく、胸を締め付けた。
あの頃より2人とも少し老けたな、あんなに優しく笑えるのならこの15年君は幸せだったんだろうな
そう苦笑いして、愛する家族の待つ我が家へ帰る。




フォークソング切ねえ。
クレヨンしんちゃんのオトナ帝国で、ケンとチャコが昭和の街に戻ったときに流れる『白い色は恋人の色』とか、最後に流れる『今日までそして明日から』がすごく好きで、毎回そこで号泣する。
なんだろう、私が生まれるよりずっと前の時代なのに。
バリバリの平成ギャルみぇーんな私なのに、昭和が懐かしくて泣いちゃう。
不思議。

昭和のノスタルジックな雰囲気って独特でいいなぁってすごく思う。

エモいよね。(雰囲気台無し)



ゆうぴのあの画像、セピア加工するとよりリアル。
大掃除してたら出てきたどうしても捨てれなかったかつての恋人感がある。
優しくて誠実な夫と結婚したけど、掴みどころがなくてどこか不安定なあの人を死ぬほど好きだったあの頃を思い出す感じ。

未婚だけど。