オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

宮近海斗(TravisJapan)

きました〜りーだーたいがーちゃかちゃん🐯


宮近くんのあの幼馴染み感や両片想い感なんなんでしょうね。
エモじゃん、好きじゃん、付き合う?付き合っとく?





1.幼馴染み近海斗

家も隣、幼稚園、小学校、中学校も同じ。
小さい頃の一瞬でやめたピアノ教室も、治療を頑張ったらシールをくれる歯医者さんも一緒。
幼稚園の頃にはおゆうぎ会の劇でお姫様と王子様を一緒にやった既成事実が欲しい。
いつも手を繋いで一緒に遊んでたし、大きくなったら当たり前に結婚するんだと思ってるの、お互いに。

だけど小学校に入ると、男の子の海斗と女の子の私は一緒に遊ばなくなって、いつのまにか登下校も別々になって、見えない壁が私たちの間にできたまま中学生になっちゃう。
仲悪いわけじゃないけど、部活とか友達とかで隣に住んでても顔合わせることが減って話す機会がなくなっちゃう。
そのまま高校生になって、同じ学校の違うクラスになる。

「あっ」

玄関を出たら、いつも聞いてた声より少し低くなった声が聞こえる。

「あっ…海斗
おはよう」

「おはよ」

「珍しいね、今日朝練ないの?」

「ん、まぁ」

「…久しぶりに一緒に行く?」

「…うん」

ぎこちなく会話をして隣に並ぶ。
私より少し小さかったはずなのに、いつのまにか私と目線は同じになってる。
ちなみに宮近くんはサッカー部です。

「お前のクラスさぁ、英語の小テストあった?」

「昨日あったよ」

「マジで?俺のクラス今日朝イチなんだよね
どこ出た?」

「え〜聞くの?ずるくない?笑」

「いいじゃん笑
幼馴染みだろ?」

話し始めればすぐに昔みたいに話せる。
これが幼馴染ってやつです!!!!知らんけど。

ジュース奢りの条件で、小テストを宮近くんに見せます。

「お前相変わらず字ヘタな」

優しく笑う宮近くん。なぜか嫌な気はしない。
学校が近付いて人が増えて、どちらからともなく距離を取っちゃう。
お互い思春期で意識してるが故にね( ; ; )

宮近くんは後ろから走ってきた宮近くんと同じクラスの神宮寺くんと一緒に先に行っちゃう。

「あー宮近行っちゃったね〜笑」

後ろから私の肩に手を置いて言ってきたのは同じクラスのうみくん

「なんだ、中村か」

スタスタ歩く私の後ろをへらへら笑いながらついてくるうみくん。ウザ可愛い。

「宮近も鈍いねえ」

「なにが?」

「え?言っていいの?」

「意味わかんない」

「タッハーwwww」

うみくんとはやいのやいの言い合える仲になりたい。

放課後、いつも一緒に帰ってる友達が彼氏の川島先輩と帰るので1人で帰る。
グラウンドではサッカー部が練習してて、そこには宮近くんもいる。
可愛い1年生のマネージャーさんと笑顔で話しながら。
それをみて、なぜか痛む胸に違和感を覚えるの。別に宮近くんが誰といようが、なにをしてようが、なにも関係ないはずなのに。

その日の夜、アイス食べたくなってコンビニ行こうとしてたら宮近くんから電話かかってくる。
宮近くんのおうちの方を見ると、道路に面した宮近くんの部屋から手を振る宮近くん。(宮近くん言い過ぎ)

《どこ行くの?》

《コンビニ》

《ちょっと待ってて》

そう言って電話はすぐに切れて、走って宮近くんがやってくる。

「危ないじゃん、こんな時間に」

「こんな時間ってまだ8時過ぎだよ」

「女の子なんだから」

着古したTシャツとハーフパンツとクロックスの宮近くんと並んで歩く。
ポケットに手を突っ込んで気怠そうに歩くくせに、ちゃんと車道側にいてくれて、私の歩幅に合わせてくれる。
ぎゅっと締め付けられる胸に、初めて宮近くんを好きなのかなって意識する。遅えよ。

「海斗さぁ、」

「ん?」

「彼女とかいるの?」

「なに、いきなり笑
お前は?」

「私は…分かんない」

「なんだそれ笑
○○はお子ちゃまだからな〜」

「同い年だわ💢」

ケラケラ笑う宮近くんにちょっとだけ可能性感じちゃう。

「まぁ…彼女いるよ」

奈落〜🥳🥳🥳🥳🥳

「そうなんだ…、どんな子?」

「サッカー部のマネージャーで1個下」

「あぁ、あの可愛い子」

「そ、可愛い子」

ちょっと笑いながら言うの、それはそれは愛おしそうに。

「いつから付き合ってんの?」

「3ヶ月くらい前かな」

「海斗から告ったの?」

「なんなのwめっちゃ聞くじゃんww」

「だって…幼馴染なのに知らなかったもん」

「恥ずかしいじゃん、なんか」

照れ隠しに頭をぽりぽりかいて明後日の方を見る宮近くん。

「俺言ったからお前の番な、お前中村と付き合ってんの?」

「なんで中村?」

「仲良いじゃん」

「違うから、ただ中村が絡んでくるだけだし」

「好きなんじゃね?お前のこと」

「いや、中村たしか彼女いるよ」

コンビニでアイス買って、小さい頃よく遊んだ公園のブランコで並んで食べる。
あの頃は手を繋いで、大人になったら結婚するんだって信じてたのになぁって寂しくなる。

「ちょっと遊んで帰ろうぜ」

シーソーしたり、滑り台すべったり、あの頃みたいに遊ぶの( ; ; )切ない( ; ; )

次の日学校でうみくん

「あんまアイツのことからかうなよ」

って牽制してたら良きすぎん?
彼女には絶対なれないのに、宮近くんにとって大切な女の子でいたい。
彼女とのデートの日でも私になんかあったら駆けつけてくれるし、私に対して独占欲発揮する。
たまらん。
なんてやつだ。
でも絶対彼女にはなれないの。

「いや、アイツはそんなんじゃないから笑」

って言ってるもん( ; ; )
私に彼氏できないのお前のせいだからな!!!!!!





2.両片想い近海斗

トリプルカイトと高校の同級生で、宮近くんは隣の席。

「宮近ぁ、シャー芯ちょうだい」

「100円な」

「たっか!!!ぼったくりやん」

「忘れた方が悪い」

「もういいもん、松倉〜!シャー芯ちょーだい」

身を乗り出して宮近くんの前の席に座る松倉くんの制服をちょいちょいと引っ張る。
私の前の席のうみくんは松倉くんの方向いて、足組んで、背もたれに肘ついてケラケラ笑ってる。
松倉くんは絶対貸してくれるので、

「松倉優し〜、宮近と違って優し〜」

って言ったら、うるせ〜ってくしゃくしゃに笑う宮近くん。
恋ジャーン。

授業中、こっそり隣を見たら外を眺める宮近くんが不意にこっちを向いて目が合う。
お互いなんか恥ずかしくて目を逸らしちゃう。思春期。

放課後担任に押し付けられた雑用を日直の私と宮近くんの2人でやりたい。
プリントぱちぱちホチキスでとめたり。

「あのさ」

「ん?」

「お前カイトのこと好きなの?」

「なんなの、いきなり」

「いや、別になんとなく」

「てかカイト3人いるじゃん、どのカイト?」

「中村」

「中村はないな」

「松倉」

「松倉もなぁ」

「じゃあ…宮近?」

「えっ…」

少しの沈黙が流れた後、タイミング悪く教室に入ってきたのは松倉中村。

「あっ、やべっ邪魔した?
松倉!退散するぞ!」

「いや、別にいいから!笑」

そう言って2人を引き止める宮近くん。
雑用もちょうど終わったので帰るんだけど、私とうみくんは電車、ちゃかまちゅはバスなので、途中からうみくんと2人で歩きながら話す。

「お前さぁ、宮近のこと好きなの?」

「なに言ってんのー?
宮近も聞いてきたけどさぁ、意味わかんない」

「ふぅん」

耳まで赤くなって早口で否定する私を切なそうに見つめるの。
うみくん、この時絶対歩きながら飲んでたファンタの缶投げてゴミ箱に入れるよね。かっこいい好き結婚。

夏休みにみんなで花火大会行きたいよね。
人混みの中で私1人はぐれちゃって、慣れない下駄で痛む足と心細さでぽつぽつ歩いてたら

「○○っ!!」

って後ろから手をぐいっと引っ張られる。
ごついスポーツウォッチのついたその腕は宮近くん。
宮近くんは汗だくで私の腕を掴んで息を切らしてる。

「よかった…無事で」

消え入りそうな声でそう言って私の顔を覗き込むの。

「宮近…」

「お前電話してもぜんっぜん出ねえんだもん」

「あっ…携帯バッグに入れっぱだった」

「バカじゃん」

笑ってしゃがみ込む宮近くん。
力なく

「本当に心配した、お前になんかあったらって…」

そう言うのを遠くから見つめるうみくん
うみくんも汗だくで私を探してくれてたの。
でも一歩宮近くんに間に合わなくて。

《見つかってよかったじゃん!
あとは任せろ!2人で楽しめ!》

って宮近くんにLINEして、あいつら2人でいちゃついてたわ〜ってみんなのとこに戻るうみくん( ; ; )
私のこと好きなの( ; ; )
そんなうみくんからのLINEをみて、

「花火、まだ間に合うから」

って私の手を握って歩く宮近くん。

「ちょっ、宮近、手…」

「はぐれんなよ」

人混みを抜けたあとも手は繋いだままです。
私が下駄で足を痛めてるのに気付いて、ゆっくり歩いてくれる。
近くのビルの非常階段で、ここ穴場なんだよなって笑う宮近くんと、少しだけビルの影に隠れた花火を見上げる夏。

来年の花火大会は2人で行きたい、恋人として



これ、宮近くんよりうみくんが先に見つけてくれたパターンもいいな。

足痛いし心細いしで泣きそうになってたら

「○○っ!!」

そう名前を呼んで振り返ると同時にぎゅっと強く抱きしめられる。
私より大きな体、痛いくらい強く抱きしめてくれる。

「中村…?」

「無事でよかった…本当によかった…」

そう言いながら抱きしめる手を緩めることはない。
うみくんは汗だくで、息も切らして、みたことないくらい必死な顔してて。

「ごめんね、中村」

「んーん、大丈夫
無事でよかった、何もなかった?変な人に絡まれたりしなかった?」

「うん」

ようやく知ってる人に会えた安心感で泣いちゃったら

「あー、怖かったね?大丈夫大丈夫」

そう優しく言ってくれる。

「花火見る?歩ける?」

「うん」

泣きじゃくる私に小さな子供をあやすみたいに言ってくれるの。好き。
宮近くんはそれを見て、私に電話をかけてたけどそっと通話終了させる。
うみくん

《よかったじゃん笑
みんなにはうまいこと言っとくわ笑》

って言ってくれるの( ; ; )

「あ、足赤くなってんじゃん」

そう言って、私の手を引いてゆっくり歩いて近所の公園に行く。
そこは花火の音は聞こえるけど花火そのものは見えない。

「私のせいで中村まで花火見れないね、ごめんね」

「いいよ、別に
その代わりさ」

「なに?」

来年の花火は2人で見よ

真っ直ぐ見つめられてそんなこと言われたら気持ち揺らぐ〜!!!!!
うみくんは何度も何度も好きって言ってくれる。
おれじゃダメ?って。すげー好きって。
私の中の宮近くんが友達になるその日まで。



ダブルカイトに想いを寄せられる女の子is私。
両片想いって実っても実らなくても尊い




3.内緒の彼氏近海斗

大学の同期で、内緒で付き合う彼氏の宮近くん。
狭い輪の中で恋愛のいざこざが起きると面倒だからね。
でも居酒屋ではいつも隣だし、しれっとテーブルの下で手を繋いでくる。

お互いに普段は下の名前で呼ぶけど、みんなの前では名字呼び捨て。

だけどサークルのBBQの帰りの車内で運転手の宮近くんと助手席のわたしだけ起きてて

「○○(下の名前)、のえる先輩が持ってきてた肉食った?」

「食べたよ!めっちゃ美味しかった
さすがセレブだよね」

「閑也先輩の焼きそばもめっちゃうまくなかった?」

「美味しかったよね
しめちゃん先輩といちゃついてるだけの人じゃなかったね」

車内で(起きてるのは)2人だからつい油断してたくさん喋る。

「海斗、運転大丈夫?疲れてない?代わる?」

「いいよ、大丈夫
○○も疲れたでしょ?元太とか海人めっちゃ絡んでたし」

「2人ともすごい飲んでたもんね笑」

「大丈夫だった?触られたりしなかった?」

「えっ?うん、大丈夫
ちょっと肩組まれたくらい」

「全然大丈夫じゃないじゃん」

見て!ちょっと不機嫌になってる宮近くんがいるよ!可愛いね!

「海斗?」

「ん?」

「わたしが好きなのは海斗だけだよ」

「なに言ってんのお前」

「とか言いつつ顔真っ赤ですけど、お兄さん」

ニヤニヤを噛み殺しながら耳まで真っ赤にした宮近くん。
対向車のヘッドライトで左耳のフープピアスが光って揺れる。けっこんしよ。

「もうみんなに言っちゃうか」

「私たちのこと?」

「うん」

「いいの?」

「だって嫌じゃん、俺の彼女じゃん」

そんなこと言われちゃ、可愛くて可愛くてほっぺをワンちゃんみたいにグニグニしちゃうよね!(#love参照)
信号待ちでちゅーしたいな。ちゅーするときは後頭部に手を添えてほしい派。急な性癖(cv.粗品)

「てかさ、松倉起きてね?」

急に宮近くんが言うから後部座席を見るとオロオロしてる松倉くんと目が合う。

「えっまって、松倉いつから起きてたの?」

「ごめん、ずっと起きてた…」

「「恥っず」」

「いやっ、マジでごめん」

「まぁ、いいけど笑」

ケラケラ笑う宮近くん。
意外とそういう度胸というか、見られてもあっけらかんとしてそう。

街中に戻ってきてみんなをそれぞれ家に送り届ける。

「ねぇ、元太くん起きないよ」

「元太んち知らねえわ、松倉んちに置いて行こう
ついでに海人も」

「なんでだよ!まぁいいけど」

「しめちゃん先輩も起きないよ」

「閑也先輩んちで大丈夫だろ」

「そうだね」

仲良しさん同士でまとめておろして車内に2人きり。
宮近くんって急ブレーキとかじゃなくても、ブレーキかけるとき手をさっと女の子の前に出しそうじゃない?好き。
運転手の宮近くんと、合わせて飲んでなかった私。
コンビニでお酒買ってうちで2人で飲みたい。
酔うとキス魔になる海斗…えちえちやん。
宮近くん実家だと思うのでうちでね、ほら、ね、うん。
まぁ明確な理由は言いませんけども。

朝起きてちょっと治安悪めな宮近くん見たい。
うわぁ好き。
虚な目で胸元ぽりぼりかきながらペットポトルの水睨みつけててほしい。

手を繋いで一緒に学校行きたいな。
それを見たうみくんと後輩元太くんに

「えっ!はっ!?えっ?」

って驚かれたい。








〜〜〜〜〜〜〜〜

どの世界線の私も美人なのでね!!!!!!!