オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

田中樹2



今日見た夢の話です。




私とじゅりくんは幼馴染。
樹くんは少し年上で、ズルくて、意地悪で、優しい。
私がじゅりくんを好きなことを知ってていつも利用する。
キスをして、抱いて、可愛いって言ってくれて。
でも、絶対に樹くんの「1番」にはなれない。
樹くんがアイドルになってもそれは変わらなかった。

ある日、ニュースが流れる。
樹くんが結婚すると。

《樹くん》

《どうした?》

電話越しで震える私の声に、きっと気付いてるはずなのに気付かないふりをする樹くん。どこまでもずるい人だ。

《結婚するの?》

《あー、、うん、まぁね》

《、、やだ》

《○○、、》

《そんなのやだ
私の方が絶対好きなのに、樹くんのこと大好きなのに》

《、知ってる》

やだやだと声を上げてわんわん泣く私を優しく宥める樹くん。

《もう入籍したの?》

《まだだよ》

《お願いがあるの》

《ん?》

《会いたい、一緒にいたい
これで最後にするから》

《わかった》

樹くんは私に甘い。
昔からケーキのいちごはくれるし、肉まん半分こしたら大きい方くれるし、クリスマスツリーのてっぺんに星を飾らせてくれる。
私に甘い樹くんだから、いつか、私を好きになるとそう思っていた。


インターホンが鳴り、玄関を開けるとそこには樹くん。

「ごめん、遅くなった」

何もいえずに抱きつくと、樹くんは今までで1番優しく背中に手を回して抱きしめてくれる。
冬の寒さで冷えたごつごつとした細い体が今は苦しい。

諦めたくなっても あなたまたホラ、優しくするでしょう
同じ気持ちじゃないなら そんな言葉や態度なんていらない

何度肌を重ねても、樹くんの心は私だけのものにはならなくて、肌を重ねるたび私の心は樹くんだけのものになっていく。
最初はそんな関係でもよかった。
だけど少しずつ、私は欲張りになっていって、少しずつ、樹くんの心が欲しくなった。
だけど、もう二度とそれは叶わない。

雲ひとつない冬の夜。
窓の向こう、雪が降る中ぽつんと見える月明かりの中で、樹くんは今までで1番優しく、そして激しく私を抱く。
朝が来るまで何度も、何度も。

白む空が、もう別れる時間だとしつこいほどに告げてくる。


寝たふりをする私に、気付かないふりをして、樹くんは優しく頭を撫でて部屋を出る。
合鍵を置いて、ごめんとぽつり呟いて。

叶わない恋だと知っているから
気持ちはもっと熱く強くなり哀しくなり
あなたの前じゃ笑う事しか出来ず

樹くんの奥さんになる人はどっかのお偉いさんの娘さんで、グループや自分の未来を見据えての結婚。
そんなことを露ほども知らない私は、結婚式で樹くんの隣で笑うその人を眩しくて見られずにいる。
しばらくして、樹くんのおうちにお呼ばれした時、奥さんがケーキを出してくれて、樹くんは私のお皿にいちごをぽんと乗せた。

「いちご、好きでしょ?」













昨日久しぶりに9時近くまで残業したご褒美に樹くんとイチャコラする夢見れたのに、結局いつもの時間に目が覚める社会人の悲しき運命(さだめ)



ジーザス!!!!!!!!!!!!


最近仕事も忙しいし、恋愛はこれっぽちもなんもないし、友達ともなんかうまくいってなくてしんどい!!!!!
社内SEのたちゅる似のお兄さん見てニヤニヤしたい!!!






ジーザス!!!!!!!!!!!!