オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

Let's Go なにわ男子!!!!!!!


デビューおめでとうございます



当日は仕事で生配信は見れず、帰宅後友人からのLINEで知ったけど、本当に泣いてしまった。

YouTubeのサムネでボロ泣きして、音消して(泣いちゃうので)見て結局泣いて、わんわん泣きました。





なんだろう、本当によかった。

正直、だろうなっていう感じはしてたし、多分この生配信中に発表ってオタク感じてたと思うけど改めて見ちゃうと本当にダメだ。泣いちゃう。涙腺ガバガバガバナンス。ウホウホドラミングしちゃう。






関西引っ張ってきた大西畑、同期でずっと一緒に活動してきたトリオ、三列目の逆襲丈橋。
ゆるっと好きな私でもこんなに嬉しいのに、ずっと7人を見守って応援して信じてきたなにわ担さんたち、本当に嬉しいだろうな。おめでとうございます。








というわけでなにわちゃんと私が共存する世界線の虚妄です。ウホウホ🦍






西畑大吾@中学時代の先輩


西畑くんと私は幸せになれないんですよ。つれぇ。

西畑くん、私より年上なのに学ラン似合いすぎません?現役より現役。大人になると遠ざかってしまった学ランが尊くて尊くて圧倒的学ラン派になりました。



西畑先輩は先頭を走る。
足の遅い私は、目の前に誰もいない中で風を切るのは気持ちいいだろうなと羨ましくなりながら、退屈な数学から現実逃避して校庭で体育の授業をする3年生を見つめる。

話したことは一度もないあの人を知ったのは1年前、新入生の部活見学でハードルを超えることろを見た日。
羽が生えたように、すいっと空に浮かび超えていく。
その姿がとても綺麗で、名前よりも先に存在を知った。

話したことは一度もない。きっと先輩は、私を知らない。

ある雨の放課後、昇降口でグラウンドを見つめる後ろ姿に思わず「あっ」と声が出た。

その声に振り向いたのは、背中ばかり見つめていた西畑先輩。

「ん?」

「あっ、、いやっ、、、」

「○○さんやったっけ?こんな遅くまでどうしたん?」

「名前…」

「あぁ、××と同じクラスやろ?」

彼の口から出たのは同じクラスの陸上部の可愛いあの子。
親しげに下の名前を呼ぶ温度で、2人はそういう関係なのだとすぐにわかる、

「あっ…委員会の仕事で残ってて…」

「そうなんや、お疲れ様」

優しく笑って言う彼に、聞き返す。

「先輩こそ何してたんですか?」

「んー、、今日で部活引退やからなぁ、、」

「あ、、お疲れ様でした」

「ありがとう、よく見ててくれたよなぁ」

「綺麗だったから、、飛び越える姿が」

「ありがとう」

少し驚いたような顔をして、すぐに照れて笑う。
私は少し嘘をついた。
飛び越える姿が綺麗だったのは本当だけど、ずっと見ていたのは好きだったから。

背中ばかり見つめていた先輩がいつか、こっちを向いてくれないかななんて期待をしていた。

「暗くなる前に気をつけて帰りや」

優しい声が、今は苦しい。
もう少しで雨は上がり、先輩はきっとあの子と2人並んで帰る。
2人を見なくていいように、傘を目深にかざし1人で帰ろう。





長尾謙杜@クラスメイト


たいして仲良くないクラスメイト。
話さないわけじゃないけど話すわけでもない。
多分テニス部にポニーテールがよく似合う可愛い彼女いる。長尾くんてめちゃくちゃ可愛い彼女いそうな顔してる(?)
テニス部なのに何故か真っ白な子。

風邪で休んだ長尾くんと、断れない私の2人で学級委員になります。

放課後2人でプリントをまとめてるとき、長尾くんはじいっとグラウンドを見つめる。

「どうしたの?」

「んー、、ここからやとテニス部めっちゃ見えんなぁって思って」

「あぁ、△△ちゃんテニス部だっけ」

「うん」

たぶん長尾くんたちは可愛い感じのカップルで有名。
インスタのフォロワー3000人超えてる。絶対。
たまに2人のプリクラ載せるし、お互いのハイライトもある。絶対お揃いのスニーカーとかパーカー持ってる。

「しりとりせぇへん?」

「いいよ」

「負けたらジュース奢りやで」

そんなに会話も続かないので謎にやりたいよね。分かる〜。
長尾くん鬼強そう。
ぱっちんぱっちんホチキス音と、野球部の掛け声、吹奏楽部の音色、冷たくなり始めた風、いろんな音が聞こえる中で柔らかい長尾くんの声が聞きたい。

「みかん、、あっ私の負けだ」

みかんで負けるの世界一かわいい。

「よし、おれコーラかな」

「んー、買ってくるね」

「あー、待って、一緒行こうや」

誰もいない西校舎の廊下に2人の足音が聞こえる。

「長尾くんさぁ」

「ん?」

「△△ちゃんのどこが好きなの?」

「えー、、んー、、、どこやろなぁ」

そうはにかむ顔はとても幸せそうで、この人のことを好きになっても苦しいだけだなぁってこっそり思う。

「○○さんは?おれへんの?好きなやつ」

「私は、、、いた、、けど失恋した」

「そうなん?もったいないなぁ相手のやつ
○○さん可愛いのに」

ノールックで言うところが罪。
別に本気で思ってないって分かってるけど、長尾くんのその一言で私は少し頑張れるし、少し泣いてしまうし、眠れない夜を過ごしてしまう。

長尾くんのコーラと、私のオレンジジュースを買って廊下から愛おしそうにあの子を見つめる長尾くんを見つめる。
放課後、好きな人の隣で誰にも言えなかった片想いに蓋をする。






大西流星@バ先の後輩


おーにちくん。おめめ交換してほしい。なんであんなきゅるるんぱちくりおめめなん。可愛すぎ。むりすぎ。

そんなかわいいおーにちくんとは、深夜のコンビニで一緒にバイトしたい。ローソンがいいです。




「おーにしくん」

「なんですか?」

「今日も可愛いね♡」

って若い子に絡むおっさんみたいなことしたい。
絶対ちゃんと接客するタイプぽいけど、面倒くさそうにやってほしい。ただの私の癖ですが。
大西くんのちょっと男が出るのがすごく好きなので、それを見たいです。

深夜、お客さんも来ないしと二人で雑談。

「おーにしくん彼女いないの?」

「いないですね」

「そうなんだぁ、、」

「○○さんは?おらんの?」

「いないね〜、もうしばらくいないな」

「ふぅん」

年下だけど、少し生意気で時折タメ口になるのが何だかんだで可愛い。

「どういう人が好きなんですか」

「えー、、んー、、、優しい人かな」

「年上?年下?」

「えー、、年上?」

「そっか、、」

「おーにしくんは?どういう子が好きなの?」

「○○さんみたいな人」

「えっ」

あまりにも真剣な顔で見つめてくるから、何も返せないでいると、嘘ですよとケラケラ笑う。

「あっ、、そうだよね
ごめんね」

あたふた返す私に切なく彼が笑う深夜2時過ぎ。






道枝駿佑@年下の幼馴染


年下の幼馴染。小学生の頃は手を繋いで学校に行ってた。
歳の差はあるけど、親同士仲良くて交流は続く。
私が実家を出てからは全く会わなかったけど、帰ったとき2年ぶりくらいにばったり。

「えっ駿佑くん?」

「○○ちゃん?」

「わぁ久しぶりだねぇ、大きくなったねえ」

「帰ってきてたん?」

「うん、久しぶりにね」

すっかり身長も抜かされ、声変わりもして大人になった駿佑くん。だけど嬉しそうにニコニコ笑う顔はあの頃と変わらず子犬のよう。

どちらからともなく、並んで歩く。
いつのまに車道側を歩いてくれるようになったのか、そんなことも知らないほどに、懐かしい。

「駿佑くん彼女出来た?」

「いや、おらへんよ」

「ほんとにぃ〜?駿佑くん絶対モテるのになぁ」

「やっと最近、初恋の人を忘れられそうやってんけどね」

「初恋の人?」

「うん、○○ちゃん」

「えっ?」

「○○ちゃんが引っ越して、やっとこれで忘れられるって思ってたけどまた今日会って、あぁ好きやなぁって」

私の少し後ろで立ち止まった駿佑くん。
思わず綺麗な顔だなぁと見惚れてしまう。

「俺まだ子供やけど、、追いつけるように頑張るから、、俺じゃ、あかんかな」

グッと私と手を掴む。暖かくて私より大きくて力強い手が、見上げる視線が、広い肩が、低くなった声が、その全てが、可愛い男の子じゃなくて"男"なのだと思い知らせる。
少し不安げだけど、耳まで真っ赤にして私だけを見つめるその目が愛おしい。

もう幼馴染には戻れない、かもしれない。






高橋恭平@彼氏未満


大学の頃の友達の彼氏の友達。めっちゃイケメンいるから!と紹介されたい。
会ってみれば話に違わぬイケメンで、だけど話してみればちょっとアホないい子。でも掴みどころがない。くしゃりと無邪気に笑う顔が可愛い。

連絡先を交換して度々2人で会うようになる。

いつのまにかお酒を飲んでいつのまにか手を繋いでいつのまにかキスをして、いつのまにか一線を超えてしまう。
何の言葉も約束もないまま、関係を持ってしまったので私はそういう立場になってしまったと、酔いが覚めて気付く。
一緒にいて楽しいし嫌いじゃないしまぁいいか、なんてどこか諦めにも似た気持ちで自分を納得させ、曖昧な関係は1年続いた。

「恭平」

「ん?」

安いホテルでうとうとする彼に言う。

「今日で終わりにしよう」

眉がぴくりと動く。

「なんで?好きな奴でも出来たん?」

「いや、、これから作ろうと思う」

「これから?」

「うん、いつまでもこういうことしてちゃダメだなって
まわりの友達も結婚し始めたし、将来のことちゃんと考えようと思って」

20代半ばに差し掛かってきて、少しの戸惑いと焦燥感。
いつまでもいつまでも、10代でいられると思ってたあの頃では想像できないスピードで私は大人として見られるようになった。未来を考えず、気持ちだけで動くには大人になりすぎてしまった。

「恭平も、ふらふら遊んでないで大事に出来る女の子見つけなよ」

自分の言った言葉がずきんと胸を痛めつける。
本当は、その女の子は私がよかった。もう自分を女の子だなんて呼ぶことに気恥ずかしさを感じるけれど。

少しずつ冷たくなる指先に、恭平くんの手が重なる。

「俺なりに大事にしてたつもりやねんけどな」

「そういうんじゃなくて、、、ちゃんと将来まで考えて大事にできる人、見つけてね」

好きと言えない関係で余らせた勇気を出して、手を振り解き部屋を出る。
俺じゃあかんかった?と彼が振り絞るように呟いた声は、私の耳には届かないまま。



出会ったあの日と同じ季節。
この1年、幸せだったな。この1年、苦しかったな。
追いかけてくれる関係でも、わざわざ電話番号を交換する関係でもない。曖昧なことしか知らない曖昧な関係。

どうかいつかあなたが、幸せにしたいと思える人に出会えますように。
どうかいつまもでもあなたが、私を忘れてくれませんように。






大橋和也@高校の同級生


大橋くん、同い年なので同級生がいい。
特別仲良しじゃないけど、たまに話すしLINEもクラスのグループ経由で追加してる。
2人きりにされても気まずくはならないけど、2人で遊ぶほどじゃない。


「おーはしくーん」

「んー?」

「購買のコロッケパン食べたことある?」

「あんで」

「美味しい?」

「美味しいけどメンチカツパンの方が好きかなぁ」

「えーじゃあメンチカツパンにしよ」

みたいな会話したすぎる。
そんな大橋くんと同じ委員会になりたい。面倒なやつ。美化委員とか。

「ゴミどんだけポイ捨てしてんの💢💢💢」

「ほんまやなぁ」

と校内をぐるぐる空き缶拾い。

「ちょっと疲れたし休憩しよ」

「あ、なんか飲む?」

「ここあ!」

「ん、待ってな」

って校舎裏でこっそりサボって大橋くんがココア奢ってくれる。好き。

「大橋くん進路どうするの?」

「んー、とりあえず進学かなぁ
○○大行きたいねん」

「県外じゃん」

「○○は?」(苗字呼び捨てがいい…)

「私は地元に残るかなぁ、たぶん」

「そっかー、じゃあ別々やなぁ
寂しなるなぁ」

その言葉で、少しだけ心臓が強く動く。

「寂しい、かな
彼女ちゃんは?どうすんの?」

「△△も○○大志望やねん」

勉強がそんなに好きそうじゃない大橋くんが、レベル高めの他県の大学をわざわざ志望するのはあの子のためなのだと気付く。
彼の寂しいは、仲のいいクラスと、馴染んだ校舎との別れであって決して私じゃない。

いつのまにか高校を卒業して数年後、お酒が飲めるようになった頃に同窓会で再会したい。

「大橋くん、卒業以来だね」

「ほんまやなぁ、今何してんの?」

「普通に会社員だよ、大橋くんは?」

「営業やってんねん」

「そっかぁ、大人になったねえ」

「せやなぁ、お互いなぁ」

からんころんと、安い居酒屋の薄いハイボールの氷が揺れる。
あの頃より大人になった大橋くん。
疼く胸に、私はあの頃本当は大橋くんが好きだったんだと遅すぎる気付き。
もう今更どうにもならないし、どうこうしたいとも思わないけど、いい人を好きになったねと、あの頃の自分に言いたくなる。







藤原丈一郎@会社の先輩



エスティローダーの、、、ファイルに入れるのなんなん、、、好きやんしんどいやん、、
えっ藤原丈一郎さんってサラリーマン経験ありましたっけ?
前述の6人の男に振り回された私の恋愛遍歴は藤原丈一郎さんで終止符を打ちたい。


2年先輩の藤原さん。
真面目で仕事も出来るけど、それを鼻にかけることもない。あとよく喋る。

いつのまにか好きになって、持てる勇気を振り絞って告白したあの日、恥ずかしそうに顔を真っ赤にして頷いてくれた。
「藤原さん」
2人でいる時も思わずそう呼んじゃって、「会社ちゃうでー」と笑いながら鼻をむぎゅっとつままれる。

「丈くん」なんて呼ぶことにも慣れたころ、私のお誕生日を丈くん宅で過ごす約束をする。
金曜日だからそのままお泊まりの約束もして、2人とも金曜日はすぐ帰れるように頑張って仕事も終わらせるの。

だけど終業30分前、丈くんは携わってるプロジェクトのトラブルで残業確定に。

「○○さん、これお願い」

と"藤原さん"に渡されたファイルには、鍵と走り書きの付箋。
『ごめん、先帰ってて。なるべく早く終わらせるから』

私も社会人なので、仕事はどうにもならないことだらけって分かってるけど、誕生日なのにな、、と寂しくなる。
いつもは好きな人に会う時幸せな気持ちで乗る電車で、ほんの少し泣きそうになる。

真っ暗な丈くんのおうちで1人、ソファに座りテレビを点ける。
あぁこのお店丈くんと行きたいな、あぁこの芸人さん丈くん好きって言ってたな。
思っていたよりもずっと、私の頭の中は丈くんだらけだった。
1週間分の疲れが溜まった頭と体はいつのまにか眠ってしまう。

物音がしてふと目を覚ますと、ブランケットがかけられている。

「あ、ごめん起こした?」

スーツのジャケットを脱ぎながらハンガーにかける愛しい人。

「じょうくん、、?」

「ごめんな、遅なって」

時計が指すのは23時過ぎ。
スーツのネクタイを緩めながら少し疲れた顔で笑う。なぜだかとても愛おしく思えて、思わず飛びつく。

「誕生日、おめでとう」

後頭部に手を添え、優しく抱きしめてくれる。体温で、冷えた心がじんわり溶けていく。

「ケーキも花も、店閉まってて買えんかった
ごめんな」

「いらない、丈くんがいてくれたらいい」

抱きしめる腕に力を込める。


次の日の朝、ご飯を食べたあと2人でゴロゴロ。

「あっ、鍵」

思い出したかのようにジャケットのポケットに入れたままの鍵を丈くんに返す。

「あー、、ええわ、持っといて」

照れくさそうに、寝癖のついた頭をかく。

「昨日、本当は言おうと思っててんけどさぁ」

「うん」

「結婚、、せえへん?」

「丈くんと?」

「丈くんと」

「、、、する」

「、、うん」

お互い照れてなにも言えなくなっちゃう。

その日は2人で婚約指輪見に行きたい。選ばせてくれる。
そして帰りに花束とケーキを買ってくれる。

繋いだ手がこれから先もずっと、離れないようにぎゅっと握りしめる土曜日の夕暮れ。













書き始めたの7/28なのに書き終わったの11/7で草。
でもデビュー日の7:28に予約投稿するからいいんだ…

年齢的なこともあって年上組の方が虚妄しやすいけど、ながおけんとちゃんめちゃくちゃ捗る末恐ろしい…可愛い…








デビューおめでとうございます。
これから先もずっと7人でキラキラ輝いていけますように。
素敵な夢を見せ続けてくれてありがとう。
これから先もずっと7人でたくさんの人を幸せにしてください。