オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

相関図7

とってもお久しぶりです。

相関図第7弾。
今回は関東勢関西勢織り交ぜて。


Jr.が年下増えすぎて戦々恐々し、金田一くんに1997年?25年も前!みたいなこと言われて泣いてる1997年生まれ女が今回も仕事も何もかもそっちのけで作りました。











弟@長尾謙杜(なにわ男子)


可愛い!!!!!!!!!!!!
のに先日のあのインスタのストーリーはなんだー!!!
オタクを勘違いさせるなー!!!!!!!
えっ、、、、、弟じゃなかったん、、、?彼氏やったん、、?私彼氏おったんや、、、、そうか、、、
ながおくんて、たまに急に男出すよなぁ。なんなん??
好きじゃんもう。好きしかないじゃん。地球溶ける可愛さ。好(ハオ)
エスティローダーのやつとかね、当時社会人1年目の男の子がマスカラは崩さないなんて言葉出ます?
どういう経験値の積み方?????表現力おしゃれすぎるやろ。
以下は私の彼氏が弟だった場合の世界線だと思ってくれ。

「ねーーーーちゃーーーーん!!!!!!!!」
って叫ばれたい。
駅から家までの道で、後ろ振り向いたらランドセルの謙杜が走って向かってくる。

「謙杜、今帰り?」

「うん、サッカーしててん」

ブルーブラックのランドセルの横には体操服袋がぶら下がる(かわいい)

「今日のごはんなにかなぁ」

「なんだろうねぇ」

「餃子かなぁ」

「餃子だといいねぇ」

他愛もない話をしながら、JK私(可愛い)と小学生けんと(とっても可愛い)は一緒に帰る。
玄関先で、ちょうどパートを終え買い物帰りのママと会う。ママに宿題しなさいよーと言われ、けんとはちょっと不機嫌なので代わりに私がやります!!!!!!!!So Cute!!!!!!!!
リビングで宿題をやるけんとの後ろでソファに寝転び携帯をいじる。後ろからこっそり答えを教えたい。

それから数年後、高校生になったけんとちゃん。
少しずつ色気付きはじめて、朝の支度に時間がかかる。

「けんと💢いつまで洗面所独占してんの💢」

「うるさい💢ねぇちゃんも時間かかってるやんか💢」

みたいな喧嘩を毎朝したい。

「彼女できたん?」

「は??????」

生意気にそう返す顔はニヤけて、喜びを隠せない。

「どんな子?」

「んー、、テニス部」

「ふぅん」

けんとちゃん、絶対テニス部と付き合っててほしい。
炎天下で部活やってんのに何故か色白でポニテが似合う子。修学旅行で朝まで起きてよう!っていうくせに大体1番に寝る子。人が寝ようとしたら起こすくせに(個人的恨み)。あと男兄弟がいる。現実では陰キャの民なのでこんな子怖すぎ。
あんなに小さくて可愛かった謙杜に彼女かぁ、、ってしんみりしたい。
大学生になったら学校と家の間の駅にある某シアトル系コーヒーショップでバイトしそう。それかA○Cマート。
私が恋愛とか仕事で悩んで元気ない時はハーゲンダッツ買ってくれる。出来る弟なんですよ、けんとって。俺も食べたかったしって。
可愛い。一家に1人弟謙杜。






兄@藤原丈一郎(なにわ男子)

じょーにーちゃん。
丈くんにとてつもないリアコ感じてるけど、お兄ちゃんな丈くん、素敵。

まぁよく喋る。ただ基本的に話や喋りが面白いので、聞いていられる。
中学時代から友達のリチャードくんとコンビを高校生の時から組んでいて、大学でも有志の漫才コンテストとか出てた。
なんだかんだ歳の離れた弟が可愛くて仕方がない。
見たいドラマあってもオリックスの試合中継の日はリモコン離さないし、喋る割にシャイで久しぶりに会う親戚のおばさんとかの前では終始あっ…とかはいっ…とか。いつものうるささどこいったん。
私が友達連れてきたときも静か。「お兄ちゃんイケメンじゃん!!」とか聞こえてきて1人照れてるシャイボーイ兄ちゃん。

丈兄ちゃんが大学生、私が高校生のとき、免許取りたて特有の超安全運転でママにとりあえずで行かされてた塾まで迎えにきてくれた。

「お前どうすんの?進路」

「んー」

「周りから言われんの嫌やろうけど、ちゃんと考えときや
後悔すんの自分やで」

「わかってる、、」

「、、まぁ話ならいつでも聞いたるから」

助手席で運転席に背を向けるように横向いて丸まってききたい。運転席から手を伸ばして、頭をぽんと撫でてくれる。
なんだかんだ優しい丈兄ちゃんに泣きそうになって、泣いてる顔なんか見られたくないし、丈兄ちゃんも私が少し泣いてるのと、変に意地っ張りなのを知ってるからそれ以上何も言わないし何もしない。
たまに某ミニストップでソフトクリームとかパフェ奢ってくれる。
言葉はツンケンしてたりするけど、本当はめちゃくちゃ面倒見が良くて優しいお兄ちゃん。
バイト先の先輩だった2つ上のお姉さんと付き合ってる。
尻に敷かれまくってる。







マブダチ@大橋和也(なにわ男子)

中高大ずっと一緒。
おーはし!!!!!って中学校の掃除の時間よく叫んでた。掃除はちゃんとやる。ちゃんとやるんだが、バケツ倒したり、ちりとり持ったまま躓いたり、黒板消したあと髪にチョークついてたり、少し惜しい。
でも本当に優しくて明るくて、クラスどころか学年、学校全員大橋が好き。

中1で同じクラス隣の席になって、なんとなく話すようになって、なんとなく仲良くなった。
水鉄砲で遊んだり、夏祭り行ったり。
仲良し6人くらいで行った夏祭りで私が浴衣着ていったら「えっ可愛いやん!似合ってんで!」とナチュラルににこにこ褒めてくれた。そういうとこある。やめて💢
たこ焼き食べるか焼きそば食べるか迷ってる私に「どっちも買う?食べられへんかったら俺食べるし」って言ってくれる。そういうとこある。だからやめろて💢
普通に俺とお前はマブダチ🤙なのに、大橋は車道側歩いてくれたり、重いもの持ってくれたり、女の子扱いしてくれるのでキチィ。やめろて💢💢

何気に頭の回転が速い地頭いいタイプなので、勉強もわりかしできる。
「大橋〜、今日補習だからな〜」と先生に言われているが「ちょっ、俺赤点取ってないっすよ〜😫」のやりとりが定期テスト後頻繁に目撃される。わかる。

中3の時隣のクラスのはちゃめちゃ可愛い子に告白されてる。そういうとこある。
断ったら
「やっぱり○○(私)さんと付き合ってるの?」

「○○?ちゃうちゃう!
○○はほんまに大事な友達やねん」

って言ってくれる。
愚痴ったり相談しても、絶対に相手を否定しない。バファリン以上に優しさでできてる人。
彼女いない時は、私が夜中に電話しても毎回出てくれるし、泣いてたらスイーツ買ってうちまで来てくれる。
2人で飲みに行っても強いし酔わないから、いつも介抱してくれるし安心して飲める。
酔っ払いに絡まれそうになったら肩をグッと引き寄せてくれるし、飲みすぎてたら「大丈夫?飲みすぎやで?お水飲もな?」とお冷や頼んでくれるし、毎回必ず家まで送り届けてくれる。
バッグのどこに鍵があるかも知ってるし「メイク落とし〜」ってクレンジングシート持ってきてくれる。
そして次の日「二日酔い大丈夫?」ってLINEもくれる。アフターケアも万全。

年下のわがままな女の子らしい彼女がいる。振り回されてるようで、実際は手のひらで転がしてる。死ぬて。
そして彼女に死ぬほど私は嫌われてる。









中学の同級生@作間龍斗(HiHi Jets)

中2から同じクラス、2学期から隣の席。
色が白くて背が高くて、控えめな感じの男の子。
喋るとなんかクセになる面白さ。
脚長すぎて座高低い。ほぼ私と変わらん。

とても横顔が綺麗で、まっすぐ前を見つめて授業を受けている。

「作間くん」

「ん?」

「ここの問題分かる?」

「あ〜これ難しいよね」

そうは言うけど、作間くん基本成績優秀なのでちゃんと解き方から教えてくれる。

「作間くん」

「ん?」

「今度みんなで遊ぶんだけど作間くんも来ない?」

「え、俺行っていいの?」

「作間くんさえよければ、優斗とか来るよ」

「ありがとう」

嬉しそうに、少し照れたように夏の終わりの午後の日差しの中笑う作間くんがとても綺麗だった。

当日、白いシャツを羽織って黒の細身のパンツを履いた家の方向が一緒の作間くんと駅まで一緒に行く。
そんなに仲良いわけではないので特に会話も弾まず、みんなと合流して、特に仲良くもならず終わる。
優斗とはかなり仲良くなってた。

そこからたまに話すようにはなるけど、作間くんの席までやってきた優斗に話しかけられて3人で話すような構図にしかならない。

10月の半ば、突然の席替えで遠く離れてしまう。
暇な授業中にぼんやり左隣を見て、伏せた目と、顎でかちりとシャーペンをノックする作間くん見れなくなるなぁと寂しくなった。

10数年後、学年での同窓会で再会して左手薬指に細い指輪が光るのを見て、もう二度と好きだったこと言えないなぁとようやくかつての淡い恋心に気付く。
作間くんの奥さんは多分少し年上の綺麗なお姉さん。







中学の同級生2@髙橋優斗(HiHi Jets)


中2から同じクラス。
野球部。声デカい陽キャ。声がよく通るので隣の校舎にいても分かる。いいやつなので人気者。
最初の席替えで隣の席になってから仲良くなった。
夏休みには、大橋や他の子も交えて一緒に夏祭りに行き
「お前大橋と付き合ってんの?」
って聞かれたから
「なわけないじゃん」
って言ったら射的でとったクマのぬいぐるみをくれた。

夏休み明け、席が離れても相変わらずよく話しかけてくれるいいやつ。
放課後、下校中の私を見つけてグラウンドから
「○○〜!!!」
ってクソデカボイスで手をぶんぶん振ってくる。
そして顧問の先生に怒られてる。バカじゃん、って思いつつ嬉しい私もいる。

「お前作間のこと好きなの?」

「は?」

「いや、なんかめっちゃ見てるじゃん」

「別に、、隣の席だし、、、」

「ふぅん、なぁ今度みんなで遊び行こうぜ
作間にも声かけといてよ」

突然言われ、来ないでしょ、、と思いつつ誘ったら来たし、なんかやたら作間くんと優斗が仲良くなってる。
いいやつだから、私と作間くんを仲良くさせようと気を利かせて誘ったのに、結局自分が1番楽しんじゃってる。
家帰って「今日楽しかったわ〜」とお風呂入りながら本来の目的を思い出す。

中3で作間くんとは別のクラスになるけど、優斗とは変わらず同じクラスで、中3の夏祭りは2人で行こうと誘われる。
浴衣を着た私の手を人混みの中「はぐれるから…」と繋いで、照れてるのか目は合わせない。
そのまま告白されて付き合ったけど、高校は別々でいつの間にか別れた。
成人式で久しぶりに再会して
「あの時お互い子供だったよなぁ」
と笑って話せるのは、やっぱり優斗がいいやつだから。







中学の同級生3@矢花黎(7MEN侍)

中1、中3で同じクラス。
委員会が一緒なのでたまに話すくらいの仲。
園芸委員なので、ジョウロを持って2人で学校中の花壇をうろうろ。

「矢花さぁ」

「うん」

「なんで園芸委員なん?」

「委員決めの日風邪引いて休んだらなってた」

「めっちゃ面白いじゃん」

優しい。本当に優しい。
私のくだらない話をうんうんって聞いてくれる。
全然目立つ人じゃないけど、運動も勉強もサラッとそこそここなす。
高校は違う学校で、連絡も特に取らないけど高2の夏に偶然ばったり夜のファミマで再会した。

「○○さん明日暇?」

「うん、ひま」

「西口の方にあるライブハウス分かる?
俺今バンドやってて、よかったら見に来てよ」

外で奢ってもらったフラッペ飲みながら誘われる。
翌日見に行くと、ステージの上では見たことのない矢花が暴れている。なのに、しっとり系の曲になると、伏せ目がちに細く長い指で弦を弾く。
矢花、こんな綺麗な顔してたんだなぁとすこしだけドキッとする。

それ以来、特に会うこともなかったけど同窓会でまた再会。

「矢花今何してんの?」

「音楽系の会社で働いてるよ」

「そういえば昔矢花のバンド見に行ったね」

「あぁ、来てくれたね、懐かしい」

あの時みたいに細く長い指は、ウーロンハイのグラスを傾ける。
少しパーマをかけた髪、長めの前髪がふわふわと揺れる。
少し背も伸びて、顔つきも大人っぽくなったけど、少し高めの声と柔らかな話し方はあの頃のまま。

実家の私の部屋の勉強机、上から二番目の引き出しには卒業式の日に矢花さんからもらった第二ボタンが眠っている。
「第二ボタンって青春ぽくていいよね〜」

「あー、、なんかそういうイメージあるね」

「欲しいなー第二ボタン」

「いります?俺のでよかったら」

「えっ」

「いや、、すいません、忘れてください」

「なにそれw
もらってもいい?記念に」

照れる矢花さんと笑い転げる私、夏休み中、水やり当番の日。
優斗と付き合う少し前の約束を、矢花さんはちゃんと覚えてて卒業式の日に覚えてる?って言って控えめに差し出してくれる。
大人になった矢花さんに「ボタン、まだ取ってるよ」といえば照れたようにはにかんでくれる。
矢花黎ってそういうとこあるから!!!!!!!(誰?)










幼馴染@小島健(Aぇ!group)

一緒に育ちたくない???

家が徒歩1分。というか斜め向かい。
私の部屋から健ちゃんの部屋見えるし、健ちゃんの部屋から私の部屋見える。
ママ同士が高校時代の友達で、私と健ちゃんも同い年で、幼稚園からずっと一緒だけど、クラスは一度も同じになったことがない。
よく遊園地やキャンプ、海、旅行なんかに家族ぐるみでいってた。

昔は私より背も低くて私の後をついてきたり、丈兄ちゃんの信者だったりした。お互いの初恋がお互い。
遠くまで探検したりして、よく2人でママ達に怒られていた。
中2のとき、反抗期でなんとなく家に帰りたくない健ちゃんと私、公園でばったり会って2人で電車に乗ってプチ家出。
特に何があったかは話さなかったけど、なんとなく嫌なことあったんだな、ってお互いわかる。ずっと一緒にいるから。
もちろん終電で帰ったけど「俺が○○のこと連れ回したんです」ってうちの親に言って庇ってくれた。

高校からは別々で、なかなか会うことも減った。
ずっと一緒に遊んでたのに、連絡すら滅多に取らなくなった。
久しぶりに駅であった健ちゃんはぐっと背も伸びて、声も低くなってた。
「健ちゃん?久しぶりだね〜」
って話しかけた私の顔をじっと見て

「○○?え〜ほんまぁ?気付かんかったわ〜可愛くなったな〜」

ってさらっという。
久しぶりだし、話したいことはたくさんあるはずなのに、なかなか言葉が出てこなくてお互い詰まってたら

「健〜?どうしたの?誰この子」

と、健ちゃんの後ろからすらっとした黒髪ロングの綺麗め女の子が現れた。

「ん?あ〜、、幼馴染」

「あっ、、はじめまして
彼女?」

「うん」

「そうなんだ、ごめんね、話しかけて
じゃ、また」

もう、昔みたいに2人で家出したり、探検したり、夜遅くまでゲームしたり出来ないなって思うと少し、寂しくなった。心のどこかでずっと一緒にいれると思ってた。
恋とは違う寂しさだけが残る。友達とはまた少し違う特別な存在が遠くに行ってしまったような、そんな気持ち。

こじまくん、お姉さんと妹さんに挟まれてるから、女の子には敵わない的な思考がありそうで好き。好きな女の子にデロデロに甘い。滲み出てる。







高校の同級生@正門良規(Aぇ!group)

どう考えても人生の中に恋愛関係としてましゃかろくん登場させたいじゃん。

高1から同じクラス。
自己紹介をした彼の名前の渋さがとても印象に残った。
心の穏やかさが尋常じゃない。動じないしぶれないしさすがみんなの心の実家。
すごく仲良かったわけじゃないけど、たまに2人で話す程度には仲良かった。

高1の秋、文化祭の模擬店のチョコバナナ屋さんの大道具になった私とまさかどくん。
買い出しに行った時、重い袋持ってくれるし、歩くペース合わせてくれる優しいまさかどくん。
「なんかお腹減ったなぁ、あ、クレープ屋さんあんで
食べる?ちょっとくらい遅くなってもバレへんよなぁ」
と無邪気に笑うまさかどくんが可愛くて、2人でチョコバナナクレープといちごカスタードクレープを遊歩道のベンチで並んで食べたい。
思った以上に大道具さんは大変で、色を塗ったり、組み立てたり、なんやかんや毎日放課後残って準備を進める。
もう少しやりたいなーって思っても、まさかどくんは毎日暗くなる前家に着けるように帰してくれる。

「そろそろ片付けて帰ろか」

「んー、もうちょっとやりたいな」

「でももうだいぶ陽も傾いてきたし、暗い中女の子帰らすのは危ないし嫌やわ」

今これ打っててcv.正門良規すぎて死んでる。
まさかどくんバス通学なのに、わざわざバス停通り過ぎて5分くらいの駅まで毎回送ってくれるので、少し勘違いしてしまう。

私たちのクラスのチョコバナナ屋さんは大盛況で、私とまさかどくんで作った、でっかいチョコバナナの撮影用ボードがそこそこ人気に。
JKたちがギャルピしながら撮ってるのを見て、私とまさかどくん(長袖ワイシャツ袖捲り)(すき)とハイタッチする。
2人でボードを挟むように我々のギャルピ写真を撮ってもらってわたしとまさかどくんの青春の1ページに同じ写真が残る。
そしてこの写真は卒アルの片隅にも掲載される。私は卒アルを手に取るたび、無意識にこのページを開いて指で辿ってはまさかどくんを思い出してしまうけど、きっとまさかどくんはそうじゃない。

この文化祭をきっかけに、まさかどくんとの距離は縮まる。だけど踏み込めない。
2人で話すし、たまに連絡も取り合うし、まさかどくんもきっと私を嫌いじゃないのは分かってる。
なんなら他の女の子より一歩私が前に出てるくらい。
でも今みたいにおはようって笑いかけてくれたり、授業合間の休み時間にくだらないことで話せなくなるなら、好きなんて言えなくていい。

だってまさかどくんは、中学の1つ下の後輩ちゃんと付き合ってるから。
まさかどくんは隠したりしないから、文化祭のギャルピのあと遊びに来た彼女ちゃんと2人で文化祭回ってるの目撃して早々に失恋。
だからそもそも、好きなんて言っちゃいけない。

翌年の春、彼女が同じ高校に進学してからは、たまに手を繋いで下校してるところを見かける。
まさかどくんは誰にでも優しいけど、あの子にはもっと優しい。

卒アルの片隅の写真は、まさかどくんが数年後誰かと結婚するとき、写真の整理をしてて見つけるくらい。
あぁこんなんあったなぁ、そう思い出すけど、多分きっと
「あ〜、この子名前なんやっけ、、」
そう呟いて、個人ページから辿って
「あぁそうや○○ちゃんや〜懐かしいな〜、、楽しかったな」
と言ってぱたんとアルバムを閉じて終わるだけ。
私の中でまさかどくんは大きな思い出だけど、まさかどくんにとっては片隅の思い出にしかなれない。

さらに数年後、子供のPTAとかでパパ門くんと再会する。
子煩悩な良き父。絶対娘。







会社の同期@福本大晴(Aぇ!group)

大晴の体が好き(語弊)なので、スーツめちゃくちゃ好き。似合う。程よい筋肉が好き。どう考えてもスーツ着せたい。日用品メーカーの営業させたい。

営業マンの大晴は、持ち前の明るさと強心臓で可愛がられる。
私とは部署内唯一の同期で、グループ面接の時から一緒。
自己PRで信じられないくらいつまらないギャグして、しかもそれに手応えを感じていたらしいのでよく覚えていた。

内勤の私にぽいぽい仕事を投げてくる。
腹立つけど、何故か憎めないところがある。
仲がいいかと聞かれたらそうでもないし、じゃあ悪いかと言われてもそうでもない。
私がミスって落ち込んでたら1番に「大丈夫?」って声をかけて、チョコくれる。
ギャグやなんやで忘れがちだけど、気遣いの人。

ランチはたまに2人で牛丼食べに行く。その時は基本奢ってくれる。

「なぁ」

「ん?」

「お前今好きなやつとかおんの?」

「何いきなり」

「一課の末澤さんとかは?よう話してるやんか」

「末澤さん、お兄ちゃんの友達なんだよね
だから気にかけてくれてるだけで」

「おらんの?」

「うん、福本くんは?」

「俺はまぁ、、、おんで」

「へぇ、うまくいくといいね
まぁでも福本くんなんだかんだ優しいし、なんだかんだいいやつだし」

「なんだかんだってなんやねん
あのさぁ」

「ん?」

「今日夜なんもなかったら飲みに行かへん?
俺、初めてデカい契約取れてん」

「うん、行こう
お祝いしよう」

比較的残業の多い営業職だけど、その日はきっちり定時で帰る。
2人で乗ったエレベーターの中で大晴のスマホ2人で見ながらお店決めたい。
ベタにトリキ行く???とりま行っとく????

そこそこ飲んでほろ酔いで店を出たあと大晴にパッと手を握られる。

「ごめん、酔ってないと言えんとかダサいよな」

そう言ってグッと顔を覗き込まれ、「好きです」とだけ言われる。

私と大晴の顔が赤いのは、お酒のせいなのか。
大晴の手を振り解けない。


















長い。
1万字近くあるぞ。
My○joさん、私に1万字インタビューする???

恋多き女やでまったく、、、



ちなみに私はこの後、大晴と付き合います。
営業に向かう大晴とアイコンタクト取って微笑むところをめざとく末澤さんに見つかりたい。
「お前アイツと付き合ってんの?」
とにやにや聞かれる。
末澤さん経由で丈兄ちゃんにもバレる。

社会人2年目くらいで付き合って、1年半くらいで同棲、社会人5年目になる頃、大晴の転勤を機に入籍したい。
一生一緒にITEKUREYA...

絶対大晴と一緒に家具家電決めたいよな、、、
IKEAニトリ行きたいよな、、、、
2人でソファ座って「ふかふか!!!!!!」って必死の小声ではしゃぎたい。
カーテンもきゃいきゃい選びたい。
ペアのマグカップとか、夫婦茶碗とか、揃えるの好きそう。
子供は絶対男の子。
子供の友達ともしっかり全力で遊ぶ人気者のパパ。運動会の保護者参加競技で全力出すタイプ。




もし矢花ルートだと、同窓会で再会して何度か2人で飲みに行く。

「○○さん、今度よかったら行きませんか」

そう手渡されたのは前衛的なアーティストの展覧会のチケット。

「うん、行きたい」

そういえば昼間に2人で出かけるの初めてかもなって思いながらデート。

「好き…なんですけど、付き合ってくれませんか、、」

とお伺いをたてるようにやんわり聞いてくる矢花さん。
それがなんだかおかしくて笑ってたら、少し不安げな顔で矢花さんも笑う。

「うん、私も好き」

そう答えたら解れるように笑ってくれる。kawaii
矢花さんとは付き合って半年くらいで入籍する。
子供はいない、夫婦2人の生活をしばらく楽しんで大型犬を迎え入れると同時に郊外に小さな家を買う。
週末は2人で犬の散歩行って、パン屋さんで焼きたてのパンを買って帰る。
午後は自室で矢花さんが弾くギターの音をBGMに、リビングのソファで犬とお昼寝。







好(ハオ)!!!!