オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

重岡大毅(ジャニーズWEST)


しげおか〜〜😠💢😠💢😠
って言いたくない???

私は言いたい。


重岡くんと付き合ってた記憶全人類あるでしょ。
全人類、はにかむ重岡くんと初めて手を繋いで、夕陽のせいか重岡くんのせいか、頬を赤く染めたでしょ。

オカダイキのリアコみすごいので○岡さんと結婚して、息子ができたらダイキと名付けます。


今日は西のオカダイキこと重岡大毅くん。



高校の同級生です。
重岡くん、掃除の時間手のひらにほうき乗っけて遊んでそうだし、点の悪かったテスト丸めて野球ごっこしてそうだし、遠心力〜って昔のドラさんの声でバケツ振り回してそう(偏見)

それを見て
しげおか💢💢💢💢💢💢💢
って言いたい〜!!!!

学生時代、私は一度も
ちょっと男子ィ〜!!!!!!!!!!
と言ったことがないと思ってたけど、重岡くんに言った記憶が蘇って来たわ。


重岡くんと私は入学してすぐ、隣の席で仲良くなります。
笑顔で、元気で、明るくて。
そんな重岡くんはすぐにクラスの人気者になる。
重岡くんのおかげで私も友達がたくさんできる。
男3女2くらいのグループで仲良くなって、放課後ラウワン行ったり、カラオケ行ったり、ファミレスでドリンクバーで粘ったり。
重岡くんってめっちゃオリジナルドリンク作りそうじゃないですか?(偏見)
俺入れてくるわ〜ってグラス持ってってくれるから珍しいなぁと思ってたらニヤニヤしながら戻ってくる。

「カルピスソーダって言ったじゃん💢💢💢」

「カルピスソーダやで?」

「こんな色してないわ💢💢」

「ちゃうねん、ここのカルピスソーダこの色やねんて」

「絶対嘘じゃん。重岡の顔が嘘くさいもん」

「なんでやねん
ほな、俺飲むわ」

と、私のグラスを奪い口をつけた重岡くん。
顔色一つ変えない。

「ほら、飲めるやんか」

その言葉を信じ一口飲むと、死ぬほどまずい。
重岡くんは口をつけただけで飲んでない。
失礼なほど腹を抱えて大爆笑する重岡くん。

しげおか〜😠💢💢💢💢💢
全女子が言いたいセリフランキング第1位(当社調べ)



これ美味しいパターンもいける。

一口飲んでみると意外と美味しくて

「えっ…美味しい…」

「な?言うたやん?」

めちゃくちゃドヤ顔で多い歯を見せつけてくる。

「うわ、重岡のくせに…悔しい…」

「重岡のくせにってなんやねんwww」



重岡くんと小競り合いしたくない?

私はしたい。


重岡くんて合服のイメージあるなぁ。
学ランとかブレザーより、白シャツの袖まくりしててほしい。
夏服もいいけど、あの、ダボっとした袖から見える腕好きなんです。

暑さのまだ残る9月中旬、重岡くんは今日も元気にふざけあってる。
私はそんな重岡くんを横目で見ながら
《重岡が馬鹿なのか、男子が馬鹿なのか、どっちだろう》
なんて真剣に考える。
友達の最近できた彼氏の話をBGMにしながら、いつも考えるのは重岡くん!!!!!!!!!!

「○○はどうなの?重岡と」

「えっ?」

突如出された重岡くんの名前に戸惑う。

「なんでしげおか、、」

「え、仲いいじゃん
好きなんでしょ?」

「は!?違うから!!!」

「えー、そうなの?
重岡は○○のこと好きだと思うよ?」


なんて言われるもんだから急に意識しちゃう。
その日の放課後、先生に雑用を頼まれて帰りが遅くなる。
オレンジに染まる教室に行くと、珍しく1人で重岡くんがいる。
窓の縁に腰掛けて、有線の(ポイント)イヤホンをしてサッカー部が練習するグラウンドをぼーっと見てる。

「重岡、何してんの?」

そう聞けば、すぐにイヤホンを片耳外してくれて。

「ん?おお、いやぁたそがれてんねん」

「キャラ変更?」

「ちゃうわww」

重岡くんが座る窓のすぐ横が私の席だからいそいそと帰る準備をしながら

「何聞いてるの?」

そういうと、グイッと手を伸ばして優しく、少し遠慮がちに私の耳にイヤホンを当ててくる。
重岡くんが聞いてるのは

空も 海も 君の背中も
抱きしめられたらいいな
病んでも 詰んでも 賢者でも バグっても
月面のブランコは揺れる 今も


眩しそうに目を細めて夕日を見つめる重岡くんの横顔がとても綺麗で、視線に気づいた重岡くんがこちらを向いて、ん?と言う。
その顔はいつものいたずらっ子のような顔でなくて、優しい穏やかな笑顔。
エッモ…

「○○さぁ、好きなやつおるん?」

「いないよ」

「ふぅん」

「そういう重岡は?どうなの?」

「俺?おるで」

「えっ誰?」

「お前」

「えっ…」

「○○のこと、好きやねん
俺じゃダメなんか?」

うっわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ナメック星まで声届きそう。

大友ォ…もとい、重岡ァ…
だめじゃない。だめじゃないよ!!!!!!


「だめ…じゃない、けど…」

「けど?」

「そんなこと今まで考えたことないから…
だから、どうしたらいいか分かんない…」

「うん、じゃあこれからやな
覚えといて、俺が○○のこと好きって」

何も言えず固まってると

「帰ろ」

とスポーツブランドのリュックを背負った重岡くんが言ってきます。
いつもはギャーギャー騒ぎながら帰るのにその日はやたら静か。
だってどうしたらいいか分かんないもん( ; ; )

歩道橋の真ん中で当然言われます。

「今度の日曜空いてる?」

「え?空いてるけど…」

「どっか行こ、2人で」

「2人…」

「うん、友達じゃなくて、デートで」

うっわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どないしよ。
どないしまひょ。
#似非関西人


こんなん2秒で付き合うし( ; ; )


土曜日の夜。
なんとなく、半身浴したりトリートメントしたりパックしたり。
いつもならデニムとかスニーカーだけど、デートならワンピースかな、少しヒールのある靴のほうがいいかなってあれこれ考える。
1番たのしいやつやん、、、

いざ当日、女の子らしいワンピースに少しかかとの高いパンプス。
髪も少し巻いて、メイクもいつもより丁寧に。
鏡に映る自分が少し可愛く見えてうきうきする。


約束の5分前に着けばもう重岡くんはそこにいて、白いTシャツにデニム、赤いスニーカーを履いてる。

「可愛いやん」

っていっつも言わないくせに素直に褒めてくれる。
行こか、って車道側歩いてくれるし、階段とか登るときは後ろ、降りるときは前にいてくれる。ヒールだからちょっとゆっくりめに歩いてくれる。好き。

水族館行きたいなぁ〜
イルカショーではしゃぐ重岡くんぜったい可愛いじゃん。
アシカとハイタッチしたり、おさわりコーナーでなまことかヒトデとか、ちょっと触るのに勇気いるのを、ギャーギャー言いながら触りたい。

クラゲゾーンではゆっくり歩いて、綺麗だねってなんかいい感じになったりもするけど、テーマパーク系にありがちな謎フレームの盛れなくてガン萎えするプリクラ撮って(主に重岡くんが)爆笑する。

「おまっwww目半開きやんwww」

「うるさ💢💢💢
全力で開いてこれなの💢💢💢」

お土産コーナーでチンアナゴのぬいぐるみお揃いで買いたい。


陽が傾き、びくどんに行く。
ハンバーグ食べてる重岡くん見たい。
まきばのソフトだっけ、白玉が入ってるやつ。
あれを食べようとしたら既の所で手をつかんで白玉を奪いそう。てか奪ってくれ。

「ねえ💢💢💢💢なんなん💢💢💢💢」

「なんやねん、うるさいわ〜他のお客さんの迷惑やろ?」

「重岡のせいじゃんか💢💢💢💢」

側からみたら痴話喧嘩じゃん☺️💖
ハァァァァァ好き。



帰りにゲーセン行ったりして、いつもみたく爆笑しながら遊ぶ。
だけど、ふと手が触れたとき、重岡くんが少し顔を赤らめるものだからこっちまで赤くなる。
自分から触るのはいいくせに、不意に触れるのはドキドキしちゃう重岡くん果てしなく可愛い。
バスケのボール入れるやつ(語彙力)でときめきわんだほーしたい。

7時半過ぎ、わざとゆっくり歩きながら帰路に着く。

「今日さぁ」

「うん」

「1日過ごしてどうやった?」

「楽しかったよ」

「俺も
あーでもそうじゃなくてさ」

「え?」

「俺のこと、ちょっとは男として見てくれた?」
分かんないはあかんで」

「…分かんないけど、でも、、」

「でも?」

「重岡と…、重岡とずっとこんな風にいれたらいいなって、そう思ってる」

重岡くんのTシャツの裾をきゅっと握り(あざとい)俯きがちに言えば

それってさあ…
俺のこと好きってこと?

とニヤッとみてくる。



顔を真っ赤にしながら背けて
たぶん、そう
なんて言えばガッツポーズしてしゃがんで

っしゃー…マジか…うわっ…あーやばいめっちゃ嬉しい…

とか1人で言ってくれ。


「俺の彼女になってくれるん?」

「…うん」

「今日から俺お前の彼氏?」

「…うん」


しゃがみ込んだまま、弾けるような、だけどどこかちょっと不安げな笑顔で見上げてくる。kawaii.

「帰ろっか」

と立ち上がった重岡くん、私の彼氏の重岡くん。

その日は手を繋ぐこともないけど、家までしっかり送ってくれる。
家の前でバイバイするのが寂しくて30分くらい話す。
夜もきっと電話くれる。
月曜日はきっと2人とも寝不足。

学校では2人は普通だけど、周りが冷やかす。
普通に喋ってるだけで「学校でいちゃつくなよ〜」とか言うの高校時代あるある。

放課後は2人で教室に残って勉強したり、ただお喋りしたり、友達何人かでスマホの対戦ゲームしたり。
うわー、、キミのとなりで青春中
ネカフェとかひたすら漫画読み漁ったり、ボーリング行ったりしたい。

文化祭は一緒に回りたいよねえ…
非日常感にそわそわドキドキして、人混みの多さに紛れて手を繋ぎたい。
そんでそれを重岡くんのお友達にこっそり撮られてストーリーとかに「いちゃつくなよ〜」って載せられたい。

クラス替えもなんだかんだ一緒だしさ。

私の高校時代の思い出全部、重岡くんとつくりたい。
全部、重岡くんで埋めたい。


別々の大学に進学して私は地元に残るけど、重岡くんはちょっと遠くに行く。

会いたくなる 切なくなる
君の声を聞きたくなる
あんなさよなら なんて嘘さ
こんなに好きなのに
笑顔見せて 泣かないでね
離れていたって平気さ
幾度となく 君に言った言葉が
この胸を今 たまらなくする

佐藤勝利・中島健人・菊池風磨(Sexy Zone) 無邪気な時間は過ぎやすく 歌詞 - 歌ネット

バイバイするときいつも私が半泣きになるから、ほっぺたつまんで
「泣いたらブスやで」
って優しく言ってほしい。
「ブスっていうな」
「ん、笑ってた方が可愛い」
ってちゃんと言ってくれる。

でも重岡くんの口から知らない土地の名前、知らない人の名前、私のいない生活での私の知らない重岡くんの話が増えて
それは向こうにしてみても同じで、お互いに寂しさとしんどさが募る。
それでも好きで、一緒にいたい気持ちと、苦しい気持ちが混ざり合う。



いつかはきっと別れて、大人になって、そのうち2人とも別の人と家庭を築くんだけど、いつまでもいつまでも思い出として残っていく。
当時聴いてた歌がふと流れれば楽しくて大好きでひたすら無邪気に笑ってたあの頃を思い出す。



ほんまのほんまLOVEやで、重岡くん…