オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

はけんちゅのみたんちゅ

(↑もう見れないです)





ヒモが就職しとるで!!!!




私のインスタのストーリーなんですけど、

2秒でこんなん作っちゃうくらいキュン…
メロっちゃう…
三田くん、、、付き合お?



三田くん、意識高い系らしいよ、中村海人の顔で。
中村海人の顔して意識高い系とか可愛すぎんか。
大丈夫?誘拐とかされない?
まず顔可愛いし、大丈夫?うちで保護しようか??




ストーリーのリアクションとかしないようにしてるけどこれはもうしちゃったもん( ; ; )
けっこんじゃん。

入社式のときに一目惚れした三田くん。
半年近く経っても進展なく、そこそこ仲の良い同期でしかない( ; ; )

三田くんとは背中合わせの席になりたいな。
隣の先輩いない時は、床をポーンと蹴って私の隣に来る。後ろ向きで(語彙力の欠如)

「○○さん、今日飲みに行かない?」

月1くらいで誘ってくれる三田くん。

「いいよーいつもの店?」

「うん、じゃあ他のやつにも声かけとくわ」

そう言ってくれる三田くんに、2人でもいいのになって思っちゃう。
思っちゃうだけ、言わん。絶対言えない。


同期5人で会社から少し離れた居酒屋へ。
愚痴もちょっと言っちゃうので万が一でも会社の人間と会わないようにちょっと離れてるの。

「はいかんぱーい」

「「「「かんぱーい」」」」

ちゃっかり三田くんの隣キープしたいなー。

「三田くん次なに飲む?」

「んー?何にしよっかな」

私が持つメニュー表を体を寄せて覗き込んでくる。
お酒のせいか、三田くんのせいか顔が赤くなる。

「○○さん何飲んでんの?」

「レモンハイボール

「おいし?」

「美味しいよ」

「じゃあおんなじのにしよ」

店員さんが持ってきてくれたレモンハイボールを飲んだ三田くん。

「あっ!うま!」

って目を見開いて私の方見て笑ってくれる。
可愛い。お持ち帰りしたい。ごめんなさい。

「うちの係長さ〜」

「先輩が〜」

っていう周りの声なんて耳に入らない。
テーブル向かいの同期男の話に笑いながら相槌打つ三田くんの声と、氷がカランと溶けいく音しか聞こえない。

2軒目いく?という声に、ちょっと飲みすぎたので断りを入れたら三田くんも「じゃあおれも帰ろっかな」って。

「三田くんいいの?」

「おれも飲みすぎた笑」

「そっか」

「仕事慣れた?」

「うーん、どうかな
まだ全然迷惑かけてばっかだしなぁ…」

言葉にしちゃうと、今まで貯めてた気持ちが溢れそうになる。
あーやばいなぁって思ってたら

「大丈夫、そんなもんだよみんな
自分のこと責めなくていいよ
おれなんか今日さぁ」

って、優しく包むように自分の失敗した話を笑いながらしてくれる。
最初は顔で好きになったのに、こういうとこ本当に好きだなぁって苦しくなる。

駅でじゃあねって、「家帰ったら連絡して」って別れて帰りの電車で、ちょっと触れた手とか、がやがやした居酒屋の中で私の声が聞こえなかった三田くんが「ん?」ってすごく顔が近づいたこと思い出してちょっと恥ずかしくなる。

《今帰ったよ、今日も楽しかった!
ありがとう😊》

ってLINEしたら秒で既読ついて

《おかえりー!
おれも今帰ったよ、また行こう》

って返事欲しい。
私が個人的に家着いたら連絡してって言ってくれる男性好きなだけなんです。サッセン。

それからまたしばらくして同期会やるの。
3連休前とかに。
ちょっと早めに解散して、また駅まで2人で帰ってたら三田くんがいいます。

「明日空いてる?」

って。

「明日?うん、空いてるけど…」

「ご飯行かない?2人で」

「2人で?」

「うん、2人で」


♪───O(≧∇≦)O────♪
キターって入力したらこれ出てきました。可愛い。



次の日の16時半、駅前で待ち合わせ。
普段のオフィスカジュアルと違って、ちょっとおしゃれする。頑張っちゃう。
三田くんも当たり前だけどスーツじゃなくてキュン。

「ごめんね、お待たせ」

「ううん、おれもさっき来たから
普段そんな感じなんだね、可愛い」

「ありがとう」

絶対三田貴士も中村海人もサラッと褒めれる男。
知ってる。

ちょっとぷらぷらして、ご飯食べいく。
美味しいけど気取ってないお店で、お酒飲みながら楽しくお話ししたい。

20時すぎ、お店を出て駅まで2人で歩いてる途中で奢ってくれた三田くんに缶コーヒー奢って公園のベンチで飲みたい。

「美味しかったなぁ」

「ほんと?よかった」

「三田くんさすがだね」

「めっちゃ探したもん笑」

私がギュッとホットの缶コーヒーを握りしめてるのを見て、ジャケットをかけてくれる。

「ありがとう、でも三田くん寒くない?」

「好きな女の子の前ではカッコつけたいの、おれ」

「えっ?」

「好きだよ、○○さんのこと」

優しく笑いながら言ってくれるジャケット脱いで半袖の三田くん。
社内恋愛スタートじゃああああん

はぁ、もうけっこんしかないな。けっこんしかない。けっこんしか残ってないな。

「私も好きだよ、三田くんのこと」

そう言ったら嬉しそうに笑ってくれる。可愛い。




そんな三田くんに片想いする、通学電車で一緒になるJKにもなりたい。

春、高3になって朝見かけるようになったスーツ姿の人。
当たり前だけど名前も知らない。
いつもイヤホンして、本を読むでもスマホいじるでもなく窓の外を見てる。
電車の揺れでよろけたとき、とっさに私の腕を掴んで支えてくれた。

「大丈夫ですか?」

その声が優しくて、日に日に好きが募る。
いくつなのかな、名前なんていうのかな、彼女いるかなって色々考えて、だけど話しかける勇気がでないまま。
大学生になるまでに声かけれたらなぁって悠長に考える。

寒い冬の日、駅を歩いてたら後ろから声をかけられる。

「あの、これ落としましたよ」

って。
振り向くとそこにはずっと話してみたかったその人がいて。
私のパスケースを握ってる。
渡してくれて、じゃあって笑って頭下げて、私を通り過ぎて去っていく。

「あのっ!!」

引き留めないと、もうこんなチャンス2度とない。
そう思って振り返って声をかけたのに、彼の隣には女の人がいた。

「あっ…ありがとうございました」

「いえ、それじゃ」

また笑った顔は優しくて、隣の女性も優しく笑って。
人のなかに消えていく2人の後ろ姿を見て、今までと違う胸の痛みを知る。

帰り道、イヤホンから流れてくる曲を聴きながら泣いちゃう( ; ; )

こらえた愛しさを抱えたまま
流れる時をただ見つめてた
会話もロクにした事が無い
そんな貴方を好きって変かな

泣きながら帰ってくる私を慰めてくれるのは幼馴染の海人。
電車で見かけた人に無謀な片思いをする私の話をいつも聞いてくれてた。

「もうさぁ、おれにしときなよ」




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