オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

松村北斗(SixTONES)

ほっくん。

まちゅむらほっくん。



こないだお誕生日ピーポーだったねオメ!!!



書生さんぽさある。
静岡から出てきてうちで下宿する書生さんで、おてんばお嬢様のわたし(可愛い)のカテキョをして、温室育ちで外のことを知らない世間知らずお嬢の知的好奇心に振り回されながらもいつの間にかわたしのこと好きになって身分違いの恋に苦しむ書生さんぽさある。
絶対東京帝国大学(現在の東京大学)に合格して弁護士さんになってわたしを迎えにくるじゃん。

どこかで見た設定だな。




ほっくんには、10回でも100回でも告白したい。
それでも絶対首を縦に振らないで欲しい。

高校に入学してすぐに一目惚れした北斗先輩。
いつも難しい顔をして難しい本を読んでる先輩。
ちょっと無愛想で怖いイメージが強くて顔はかっこいいのに恐れられて女の子は近づかない。

だけどわたしは勇気があるので(またの名を馬鹿)

「北斗先輩〜♡」

っていつも先輩の教室へ行くの。
教室の窓側、前から3番目。
他の先輩達は優しくて

「○○ちゃんまた来たの〜?」

「ほんと好きだね〜」

「松村って怖くない?」

「松村〜こんな可愛い子が来てくれてんだから少しは構ってやれよ」

って、みんなわたしの味方。計画通り(暗黒微笑)


北斗先輩の前の席の樹先輩はいつも「ここ座んな〜」って椅子貸してくれるので、そこがわたしの定位置になる。

「先輩♡先輩♡
何読んでるんですか?」

「本読んでるから静かしにしてくれる?」

「あっ、先輩猫好きですか?昨日うちの近くにいたんです!写真見ます?」

「ねぇ人の話聞いてる?」

「そういえばこないだ駅前にクレープ屋さんできたんですよ〜行きましょ〜♡」

「君は会話ができない子?」

「君じゃなくて名前で呼んでください♡」

「俺の質問には答えないのね」

「えへへ〜♡」

ほっくんタイプの人には、私はしつこくしたいクソ迷惑人間なのでガンガン行く。
授業始まるので、「また来ます〜♡」っていうと「懲りないね」って言われる。
ギリギリまで北斗先輩といたいので授業は遅刻しがち。


お昼も北斗先輩んとこ行っちゃお〜^o^

「先輩♡お昼一緒に食べましょ〜♡」

「教室で友達と食べなよ
友達いないの?」

「いますけど…えっ心配してくれてるんですか?
えっ私のこと好きなんですか!!!
結婚しましょ!!!!!!」

「うん、誰もそんなこと言ってないね」

「北斗冷たいなぁ」

ケラケラ笑いながら樹先輩が私の頭を撫でて言う。

「俺は1人で食べるから、君は友達と食べなね」

いつも読んでる本を持って教室を出る北斗先輩。

「行っちゃったね、俺たちと一緒に食べる?」

手を振る樹先輩のお友達の一軍さんたち。

「いえ…北斗先輩に言われたんで友達と食べます…」

あからさまに落ち込んでる私を見て、笑いを噛み殺しながら樹先輩もついてくる。
1年生の教室と3年生の教室は校舎が違うので、渡り廊下を渡って行くけど、途中の自販機で樹先輩が苺オレ奢ってくれるの。

「毎日健気に頑張ってるからご褒美ね」

「ありがとうございます」

「北斗さ、あんな態度だけどそんなに嫌がってないと思うよ
○○ちゃんが来てから喋るようになったし、クラスの奴らも話しかけやすくなったみたいだし」

「本当ですか?」

「えーオレが嘘つくと思う?」

「思います」

「ひどっww
オレ可愛い女の子には嘘つかないよ、味方だもん」

「可愛いだけ受け取っておきますね」

「素直だね」

また私の頭をぽんとする樹先輩。
渡り廊下が見える校舎の廊下で窓に肘をついてメロンパンかじりながらそれを見てる北斗先輩^o^^o^^o^


「北斗先輩!!一緒に帰りましょ!!」

「懲りないね」

私を一瞥してため息をつく北斗先輩。
それを見て樹先輩が

「○○ちゃん、オレと帰る?」

「あぁ、樹に送ってもらいな
それじゃあ」

そう言ってスタスタ歩いて教室を出る北斗先輩。
樹先輩は私の肩に腕を回して開いた方の手で私のほっぺたをつんつんぷにぷにしてくる。
マジかコイツすげぇ邪魔じゃんとか思ってないです。

走って追いかけたいなぁ。

「北斗先輩!」

「どうしたの?」

「北斗先輩と一緒がいいです」

そう言って、早歩きの北斗先輩の後ろをぱたぱたと忙しなく小走りでついて行く。
学校を出て、近くの喫茶店とか行きたい。
カフェじゃないの、喫茶店なの。

「これってデートですか?」

「君が勝手に付いてきてるだけでしょ」

「初デートですね♡」

エスプレッソを飲む北斗先輩とチョコレートパフェを食べるわたし。
難しい本を読む北斗先輩を静かにジャズが流れる空間で向かいで眺める。
自分の人生史上1番の贅沢。

「そんな俺の顔ばっか見て面白い?」

不意に北斗先輩が訪ねてくれる。
それが嬉しくて

「楽しいです、好きな人を見てるだけでドキドキワクワクします」

「ふぅん」

北斗先輩は本をたたむ。

「集中できない」

「ごめんなさい」

伝票を持って席を立つ北斗先輩。

「お会計一緒で」

そう言ってレジで渡してくれるの。

「えっわたし払います!」

「いいよ、別に」

エスプレッソ550円なのにパフェ850円するんだよ、でも払ってくれる。
もっと味わって食べればよかったなって思うよね。
北斗先輩を見ながら、向かい合わせで食べただけでも世界一美味しいパフェなのに、奢ってくれたパフェはもう宇宙一。

茶店のあとは、北斗先輩のお気に入りの古本屋さん、そして地域猫が住んでる公園。

「猫、可愛かった?」

地域猫を撫でながら北斗先輩が聞いてくる。

「猫?」

「言ってたじゃん」

「あっ!うちの近くにいた猫ですか?」

「うん」

「覚えててくれたんですね!嬉しいです!」

「まぁあれだけ大声で話しかけられたらね」

「それでも、嬉しいです!」

北斗先輩が会話を覚えててくれたことが嬉しくて、猫を撫でる先輩に写真を見せる。
顔が少し柔らかくなった北斗先輩にときめきが止まらない。
絶対先輩家まで送ってくれるよなぁ。
うち遠いんで!って言っても「遅いんだし女の子1人じゃ危ないでしょ」って。
帰り道で北斗先輩歩くの早いのに、今は歩幅が一緒で、私のスピードに合わせてくれてるんだって気付きたい。

「先輩、私に合わせてゆっくり歩いてくれてるんですね!
そういうとこ大好きです!結婚してください!!!」

「別に違うから」

そう言ってわざと早歩きする先輩。
照れてるの?意地悪してるの?どっちもしゅき^o^^o^^o^


はぁ、結婚してください。




次の日、学校で改めて北斗先輩にお礼言いに行く。
北斗先輩連絡先教えてくれないのでね^o^^o^^o^

「北斗先輩!おはようございます!
昨日はありがとうございました」

「あぁ、うん、はい、おはよう」

相変わらず素っ気ないけど、宇宙一美味しかったあのパフェと、ちゃんと話を覚えててくれたこと、いろんな嬉しさがまだ心に残ってるので平気です。


「えっ、昨日北斗と○○ちゃんデートしたの?」

「はい!!!!」

「いや、してないでしょ」

「放課後パフェ食べたり猫を愛でて家まで送ることを世間ではデートっていうんですよ」

「普通にデートじゃんwww
よかったなぁ」

「はい!!!!」

「だからデートじゃないって…
○○(苗字)さんが付いてきただけでしょ」

「先輩…、今○○って…」

「呼んだねぇ、名前で」

「北斗先輩が呼んでくれたから今日は○○記念日ですね!」

「ママに赤飯炊いてもらいな」

「はい!!!!
先輩が呼んでくれる私の苗字って世界一素敵ですね!!」

「ねぇ本当にちょっと黙って」

はしゃぐわたしと、ケラケラ笑う樹先輩を見て頭を抱える北斗先輩。kawaii !!!!!!



4時間目の授業が少し長引いたので急いで先輩の教室に行こうとしたら途中で北斗先輩に会う。

「あ!先輩!どうしたんですか?わたしに会いに来ようとしてくれてたんですか!好きです!」

「ありがとう、君から逃げようとしてました」

「もう名前で呼んでくれないんですか?」

「君は本当に話を聞かないね」

「お昼一緒に食べましょ」

「もう勝手にして」

観念した北斗先輩の後ろをルンルンでついて行き、技術室とかがある、人気がない校舎3階の階段とかに腰掛けて食べよう。

「北斗先輩メロンパンなんですね
いつもパンなんですか?

「いや、弁当の日もあるよ」

「そうなんですね!
メロンパン好きなんですか?」

「まぁ好きだけど…、喋ってないで食べな」

「はぁい」

そんなこと言いながらも、隣に座ってくれてるし、本当はすごくすごく優しいことを知ってる。

「あの、さ」

「はい!」

「○○さんはなんで俺にその、好きって言ってくれるの?」

「えっ、好きだからです」

「いや、でもさ
樹とかさ、ああいう男の方がいいんじゃないの」

「樹先輩も好きですよ、優しいし
でも、私が好きになって欲しいって思うのは北斗先輩だけです!!」

「そんな恥ずかしいこと大きい声で言わないで」

額に手を当てて俯く北斗先輩の耳が少し赤くなってるの。

「先輩、好きです
大好きです」

「だから…」

「大好きです、先輩だけが好きです
先輩のことが、大大大大大好きです!!!!」

「分かったから、ね」

照れてるほっくん先輩見たくない???
それを樹先輩が、階段の影とかで苺オレ飲みながら、片手ポケットに突っ込んで聞いてんの。



放課後、北斗先輩の教室へ行くと北斗先輩いないの。

「○○ちゃん、北斗帰ったよ」

樹先輩が頭ぽんぽんしながらいうのでションボリしてたら

「昨日北斗とデートしたんでしょ?
今日は俺とデートしよう?」

って半ば強引に連れ出される。
私の肩を抱きながら階段を降りる樹先輩は不意に振り返って片方の口角だけ上げててほしい。
職員室から戻ってくる途中で偶然それを見かけた北斗先輩に見せつけるように。
私は気付かないけど。

「樹先輩、どこ行くんですか?」

「○○ちゃんどこ行きたい?甘いもの好き?」

「好きです」

「じゃあこないだ言ってたクレープ屋行く?」

「はい」

「よっしゃ」




私と樹先輩がおそらくクレープを食べているであろう頃、北斗先輩には図書室で小難しい本を読みながら、全く内容が入ってこない自分に気づいてて欲しい。
ピーピーうるさくて、ちょこまか自分の心を乱すだけ乱しておいて、好きだなんだと言ったくせにって。


次の日、北斗先輩の教室で北斗先輩に話しかける前に樹先輩にお礼言うために話しかけるの。
奢ってくれて、話聞いてもらって、家まで送ってもらってるから。
仲良く話し、樹先輩はわたしの頭を撫でるの。
それを見て胸の痛みを覚える北斗先輩。

「先輩!おはようございます!
今日も好きです!!」

「…そういうのもう本当にいいから
迷惑だから、来ないでくれる?」

冷たく言い放つ先輩。
今までだって、絶対迷惑だったはずなのに一言も「来るな」とか「迷惑」とか言われたことなくて、その北斗先輩の優しさに甘えてただけで迷惑だったんだ嫌がられてたんだってようやく気付くの。

「ごめんなさい…そうですよね…!
今までしつこくしてすいませんでした!」

瞬きをしてしまえば涙が落ちてしまうから、必死に瞬きをしないように、目一杯に涙を溜めて頭を下げて教室から飛び出す。

「お前さ、マジで言ってんの?」

樹先輩は北斗先輩を睨みつけて聞く。
北斗先輩は窓の外を見ながら何も言わないの。
樹先輩は舌打ちして、頭をがしがし掻いてる。

北斗先輩とお昼を食べた階段で泣いてるわたしをみつけてくれて、優しく声をかけてくれたのは樹先輩。

「○○ちゃん」

「樹先輩…」

「大丈夫?」

「…はい」

「もうさぁ、俺にしとく?」

「えっ?」

「北斗は○○ちゃんと違って素直じゃないからなぁ…」

困ったように眉尻を下げて優しく笑って頭を撫でて、自分の胸に私を寄せる。

「俺はさ、北斗みたいに頭良くないし真面目なタイプじゃないけどさ、○○ちゃんのこと大事にするよ
北斗じゃなくて、俺に好きって言ってくれたら、俺ならおんなじように好きって言ってあげられるのに」

樹先輩の胸の中で泣きながらそんなこと言われても、頭に浮かぶのは北斗先輩。

「冗談、俺じゃダメでしょ?
今だって北斗じゃないんだってガッカリしてるっしょ」

痛くない程度にわたしのほっぺをつねる樹先輩。

「北斗のとこ行っといで」

樹先輩に背中を押されて走り出す。
(BGM:貴方の恋人になりたいのです)

貴方と出会ったあの日から 他に欲しいものはないよ
決して派手な恋じゃなくていいから、貴方の恋人になりたいのです

かましい願いではありますが
貴方の恋人になりたいのです

北斗先輩は多分他に人のいない図書室とかにいる。

「先輩…」

これまた小難しい本を読む先輩に声をかける。

「…なに」

「ここ、座っていいですか」

先輩の向かいの席を指させば、一瞬本から顔を上げて私を見て、またすぐに視線を逸らす。

「先輩が、ここで本を読んでるの好きなんです
それを見て、好きになったんです、私」

「…好きなの?樹のこと」

「樹先輩は、優しいです
北斗先輩と違って笑ってくれるし、名前で呼んでくれるし、追いかけてきて慰めてくれるし」

北斗先輩はそれでも本に目を落としたまま。

「でも、それでも、私が好きなのは北斗先輩です
本当は優しくて、すっごくすっごく優しくて、ちょっと素直じゃない北斗先輩です
先輩はいつになったら、どうすれば私を好きになってくれますか?」

「君がいると、本もおちおち読んでられない」

「すみません…」

「君のことばかり考えて、内容が入ってこない
樹といるところを見て、訳もなくイライラしたり
…きっと多分、俺は君が好きなんだと思う」




100年先も愛を誓うよ君は僕の全てさ( ; ; )




「先輩」

「はい」

「好きです」

「あっ…はい…」

「あっはいってなんですか、聞きたいです」

「…好きです」

「私も、大好きです」

真っ赤になってる北斗先輩見たいな〜^o^^o^^o^
ぜったいかわい〜^o^^o^^o^



この日の放課後、北斗先輩の教室に行くと樹先輩に話しかけられる前に北斗先輩に連れ出されます^o^
妬いてんのかな可愛いね^o^

北斗先輩に腕を引っ張られながら樹先輩に
「ありがとうございました!」
って言ったら、樹先輩はきっと
「北斗!大事にしろよ!」
って言ってくれる。

「北斗先輩」

「なに?」

「腕、痛いです」

「あっ…ごめん」

「あと、腕じゃなくて手がいいです」

そういえばきっと先輩は手を繋いでくれる。
最初は多分握手みたいな繋ぎ方だから、私が恋人繋ぎにしたら照れながらもしっかり繋いでくれる。


その頃、樹先輩はまさか失恋するなんてなぁってTHE爆モテなこと考えながら可愛いギャルに囲まれて切ない顔でカラオケにいてほしい。
他のみんなは普通に盛り上がってるのに樹先輩だけ周りの音も声も耳に入らない感じでボーッとオレンジジュースの溶けゆく氷を見つめててほしい。




北斗先輩絶対やきもち焼きじゃんね。
私が北斗先輩の教室に行くと樹先輩に絡まれるから、絶対行かせてくれないよね。
北斗先輩が私の教室来ても、クラスの女の子たちが色めき立つんでやめてほしいんですけどね。

好き好きいう私にハイハイって感じなのに、言わなくなると不安感じちゃう北斗先輩可愛い。

北斗先輩は女の子に振り回されててほしい願望がある。



まーたよく知りもしないでの虚妄なので北斗担さんごめんなさい。


〜〜〜〜〜〜〜〜



全体的にクサいのは次期月9枠だからでーす^o^
ジュリタナカを当て馬にしちゃう贅沢なドラマでーす^o^
視聴率70億でーす^o^








図書室で本を読む北斗先輩に恋したい人生でした。