オタクの虚妄奇譚

実在の人物、団体とは一切関係ありません。

真夏のピークが去ったジャニーズ4選

今更ながら24hTVで岸くん歌ってた花火よかったなぁ。


夏ももう終わり。
9月です。秋です。クソ暑いけど。
季節の終わりはいつも寂しくて切なくて、ぎゅうっとなります。



ということで、夏の終わりを過ごしたいジャニーズさんです。




フジファブリック若者のすべてを聴かないと夏は終わらない。


よかったら聴いてみてください。









@渡辺翔

しょぴは幼馴染のお兄ちゃん。
ちょっと意地悪で、よくからかわれてたけど、本当は優しくてちょっと抜けてて可愛いひと。


「○○?」

後ろから声をかけられ振り向くとしょぴ。

「しょーたくんじゃん」

「久しぶり」

「んだね、何してんの?」

「いや、ちょっと荷物取りに実家帰ってて」

「ふうん」

しょぴは大学卒業して一人暮らししてるので会うのは久しぶり。

「え、なに、お前いくつになったの?」

「はたち」

「若えな」

「しょーたくんよりはね」

「うるさ」

2人で並んで歩くのは、本当にもう10年ぶりとかで。
わたしがどれだけ成長しても、どれだけ大人になっても、翔太くんには追いつけない。
ずっと、このまま。

「早いなぁ、もうはたちか
こないだまでランドセル背負ってたくせに」

「おじいちゃんみたい」

「うるせえよ」

「しょーたおじいちゃん」

「なんなのお前💢」

「アイス買って」

「しょうがねえな」

なんだかんだわたしに甘いしょーたくんは、コンビニでちゃんとアイス買ってくれる。
家の近くの、小さい頃遊んだ公園のブランコで2人並んで座って食べたい。
夏の終わりの、少しだけ冷たくなった風が汗ばんだ首筋に吹き抜ける。

「お前がさ、中学んときさ」

「うん」

「友達と喧嘩して学校行きたくないってここでサボってたじゃん」

「あー、しょーたくんが車で海連れてってくれたよね」

「覚えてる?」

「覚えてるよ」

「もっとちっちゃい頃はよく転んで泣いてたし、知らないおっさんにお菓子で釣られそうになるし、、」

「よく覚えてるね」

「覚えてるよ
お前、俺がいなきゃダメじゃん」

「うざ笑」

そうだよ、しょーたくんがいなきゃダメなんだよ。
そう思ってるのに、言えないの。
あなたの薬指に細い指輪が光るから。

「しょーたくん、結婚式いつだっけ」

「再来月、来るっしょ?」

「しょうがないから行ってやんよ」

「はいはい笑」

「奥さんになる人、可愛いよね
おばさん、嬉しそうだったし、捨てられないようにね
しょーたくんばかだから」

「うるせえな💢」

肩を雑に小突かれる。
あの人には、こんなことするんだろうか。
もっときっと、優しく触れるんだろうな。
捨てられたらいいよ、捨てられて、わたしのとこに来たらいいよ、なんて言えない。

「あっちーな」

「もう夏も終わるのにね」

「はたちの夏は一生に一度だからさ、いっぱい遊べよ」

「じゃあ遊んでよ
花火しよ」

コンビニで適当に花火を買って、2人でしたいな。
小さい頃、危ないからって花火を持つわたしの手を、わたしより大きな翔太くんの手で包んで一緒に持ってくれたっけな。
もう少し、もう少しだけ早く生まれてたら、『妹』になんてならずに済んだかな。

「しょーたくん」

「ん?」

「幸せになってね」

「、、、お前もな」





@今野大輝

こんぴちゃん。かわいいね!!!!保護保護!!!!
こんぴちゃんは以前書いた虚妄の設定が個人的に好きすぎるので、同級生がいい。(自画自賛)


「○○さん」

本屋さんの帰り道、ふと声をかけてきたのは同級生のこんぴ。

「今野くん、久しぶりだね」

「だね」

するりと隣に並び自然に歩く。
夏休み中に、男友達もろくにいない私が初めて言葉を交わす家族以外の異性かも、だなんて考えてしまう。

「夏休みどっか行った?」

「おばあちゃんちくらいかなぁ
今野くんは?」

「俺もそのくらい
あとは祭りとかちょっと行ったけど、暑いしほぼ家にいた」

「暑いの苦手なんだ笑」

「うん、きらい笑」

無口で飄々とした今野くんときちんと話すのはこれが初めてな気がするけど、案外優しくて話しやすい。

「今日さ、このあとなんか予定ある?」

「え?特には、、」

「花火しない?」

「はなび?」

「俺今年やってないんだよね
明日で夏休み終わるしさ」

「、、うん!」

ほんの少し勇気を出して、誘いに乗ってみる。
夏の終わりの夕日が、少しだけ明るくしたこんぴの髪を照らせば、消えてしまいそうなほどに透ける。
黒のTシャツと真っ白な腕がわたしの手を掴んで走り出す。

2人で走ってホームセンターで花火とバケツ買って人が来ない山の方にある公園で火をつけよう。
ほとんど話したことのなかった2人で、夏の思い出を作りたい。
わたしとあなたの、2人で。

「遅くまでごめんね」ってこんぴが送ってくれてその日はバイバイ。

夏休み明け、学校でアイコンタクトしたい。
放課後、帰ろうとしたら昇降口でこんぴに声かけられて一緒に帰りたい。

「○○さん、一緒に帰んない?」

「うん」

「こないだ大丈夫だった?
遅かったけど怒られなかった?」

「うん、連絡してたから
楽しかったな、花火」

「楽しかったね」

「、、また、来年花火しませんか、一緒に」

「、、、来年まで待たなくても、俺はどっか遊び行ったり、したい、ですけど、、」

語尾がどんどん小さくなるこんぴ。
横を向けば真っ白な耳が少しだけ赤い。

「来週、土曜日、、空いてます、、、」

「どっか行きませんか、、?」

「、、ぜひ」

ぎこちないけど、きちんとお互い想い合う思春期。
ひとつひとつ、思い出を作りたい。





@有岡大貴

有岡くん、べいじゃんかなんかで若者のすべて聞きながら知念くんと花火したみたいなの言ってなかったっけ。
ありぺ?なんかの雑誌?
有岡くんだったのは覚えてるんだけど。記憶力がぽんこつ


「大ちゃん!!」

懐かしい背中を見つけて思わず走って飛びつく。

「うおっ!!びっくりしたー!○○か!」

「いつ来たの?」

「さっき着いたばっかだよ」

2つ上で、夏休みだけ遊びに来る裏のおばあちゃんちのお孫さんの有岡くん。
小さい頃からいつも遊んでくれてて、優しくて、本当の兄妹みたいに仲がいい。

「久しぶりだなぁ、それ高校の制服?初めて見たわ
いいじゃん!似合ってる!」

白いブラウスが眩しい制服を着た私と大学生になった有岡くん。
わしゃわしゃと頭を撫でて、子供に言うみたいに優しく語る。

「もう17だよ、大人だよ」

「飛びついてきたのは誰だっけ?」

「、、知らない」

ほっぺたをぐにぐにと優しくつねる有岡くん。
夏季講習帰りで疲れて落ち込んでた気分もどこかへ吹き飛ぶ。

玄関先に荷物を置いて、裏のおばあちゃんちに有岡くんと向かう。
おばあちゃんはいつも優しくて、おばあちゃんの縁側でかたかたと音のする扇風機の生温い風に当たりながら、きんきんに冷えた麦茶とスイカを食べるの。

「種飲んだらおへそからスイカ生えるよ」

「もうその手には乗らないから💢」

「えー?昔は信じてキャーキャー泣いてたのになぁ
大人になっちゃったなぁ笑」

どっちが遠くまで種を飛ばせるか勝負したいな。

夏休みの間、運転してくれて海に行ったり、夜に怪談系のテレビ見たり、花火したり、お祭り行ったり、勉強見てもらったり、一緒に夏を過ごしたい。
有岡くんの夏の思い出が全部、わたしで埋まってしまえばいい。

「○○」

「ん?」

「彼氏できた?」

「えーなに」

有岡くんはにやにやしながら、線香花火に火をつけながら聞いてくる。

「いいじゃん、いないの?学校に好きな人」

「学校、、いない」

「そっかー」

「大ちゃんは?」

「んー、内緒」

「ずるい」

今はまだ言えない。
気まずくなって、夏を思い返すのが辛くなるのは嫌だから。

「○○」

「ん?」

「俺明日東京帰るわ」

「え、、」

「来年、多分来れないからさ、、元気でな
勉強ちゃんとしろよ?」

「、、うん」

神社の石段で、肩が触れそうなほど近い距離にいるあなたが、明日にはまた、何百キロも離れた街へ帰ってしまう。
わたしの線香花火は落ちてしまった。

「大ちゃん」

「ん?」

わたしの方を向いた有岡くんの唇に震えながらはじめてのキスをしたい。

「夏の、、思い出」

走って逃げようとする私の腕を掴んで、ぎゅっと痛いほど抱きしめてほしい。

「ヘタクソ」

そう言って優しく、今度は有岡くんからキスをして。

「また、来年来るから
絶対来るから」

「うん、私も東京の大学に行けるように頑張る」

「うん、待ってる」






@佐藤龍我

りゅがたん!可愛いね!真夏の少年の名前が出てこなくて、裸の少年しか覚えられなくて番組名いっつも間違えてごめんね!


りゅがたんは私がいつも通勤電車で見かける高校生。
背が高くて、綺麗な顔してんなぁって密かに見守り隊(半ストーカー)(激ダサ)

ある春の日の夕方、つり革に捕まりながらこっくりこっくりしてるお疲れりゅがたん見て、思わず声をかけてしまう。

「あの、、良かったら座ってください」

「、、えっ?
あっ、いや、大丈夫です!すみません!」

「あ、私次で降りるんで、、」

「いいんですか?」

「どうぞ」

ぺこぺこ頭を下げて座るりゅがたん。
背高いのに座高ひっく!!!!!!!!!

本当は全然次じゃないけど言った手前降りないわけには行かず降りてしまう。
降りる時ぺこっと頭下げるりゅがたん。可愛い。1本くらい遅らせるのなんてなんてことない!

次の日の朝、眠い目を擦りながらホームで電車を待ってると後ろから声をかけられる。

「あの、おはようございます
昨日はありがとうございました」

「あー、昨日の、、
いえいえ」

「全然降りる駅じゃなかったですよね、すみませんでした」

「あー、、、いや、昨日は仕事であの駅で降りなきゃいけなかったんで大丈夫ですよ」

「本当ですか?
ありがとうございました」

「いえいえ
高校生?」

「はい、3年です」

「勉強大変な時期ですよね
疲れてる時は無理せず周りを頼っていいと思いますよ」

「ありがとうございます」

それから、会えば会釈したり少し話したりする仲になりたい。
季節はめぐり夏。

「龍我くん」

「○○さん、おはようございます」

「おはよう
眠そうだね笑」

「昨日ゲームしてて笑」

「勉強じゃないんかい」

「息抜きっす」

「まぁ、大事だね笑」

満員電車で私が押しつぶされないように壁になってくれるりゅがたん。可愛い。

「大丈夫ですか?」

「うん、私は大丈夫
龍我くんは?大丈夫?」

「大丈夫です」

少しかかとのある靴を履いた私より、りゅがたんの方が背が高くて、腕もしっかりしてて、あぁ男の子なんだなぁって感心してしまう。

駅に着いて、自販機でジュース奢りたいな〜。

「さっきはありがとね
朝から疲れたでしょ」

「ありがとうございます」

りゅがたんなに飲むの〜???おせーて。

「あのっ、、今度の土曜って何かありますか?」

「土曜?あー、彼氏とご飯行くよ
なんで?何かあるの?」

「あっ、、いや、、
友達から聞いたんですけど**で花火大会あるらしくて、」

「へー、そうなんだ、知らなかった
好きな子誘うの?」

「さそ、、わないです」

「えー?なんでー
一回しかない青春じゃん、頑張れよ若者!」

「、、勇気ないんで」

「まぁ緊張するよねえ
龍我くんもうすぐ夏休みでしょ?高3の夏なんて勉強ばっかだけど楽しんでね」

「、、はい」


りゅがたんの肩をポンと叩いてコツコツと靴を鳴らして、私は西口から駅を出る。
りゅがたんは東口。
私は土曜日は彼氏のふかじゃわしゃんと楽しみます。
そのまま結局夏休み突入して、りゅがたんに合わないまま約1ヶ月後。
ほんの少し日焼けしたりゅがたんに電車の中で会っても、もうきっと、彼の方から声をかけてくれることはきっとない。








〜〜〜〜〜

あー、、、彼氏欲しい!!!!!!!!!!!!
彼氏とお金ほしい!!!!!!!!!!!!!!

引き寄せの法則!!!!
お金がバカスカ入ってきました!
めちゃくちゃイケメンの彼氏できました!
バンザーイ!君に会えてよかった!このままずっと死ぬまでハッピー!!!!!!!!!!




























ジャスティス!